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ビールの特徴

脳への効果について

米国化学会(ACS)が発表した別の研究では、ビールに含まれるホップ化合物が、アルツハイマー型認知症の予防に役立つ可能性も示された。 認知症の主な原因は、脳に蓄積されたアミロイドβと呼ばれるタンパク質と考えられているが、ビールに含まれるホップが、このタンパク質の凝集を阻害する可能性があるという。

適切な量で脳萎縮・アルコール性認知症を防ぐ

萎縮した脳が元に戻ることはありませんので、そのことを自覚してアルコールの量を調節しましょう。

毎日について

厚生労働省が初めてとりまとめた「飲酒に関するガイドライン」によると毎日ビール1杯以上飲み続けると、がんの発症リスクが高まるというんです。

1日1杯を日常的に10年継続して飲酒した人では、がん罹患リスクが1.05倍程度上昇するという調査・研究が発表されました。

1日何本までについて

男性ならビール2本、女性なら1本までということです。

お酒は、その種類により含まれるアルコール濃度や純アルコール量が異なることを知っておきましょう。 日本酒では1合程度、ビールでは中瓶1本(500ml)程度が適正量です。 したがって、1日の飲酒量は、この「ほろ酔い気分」になるくらいの量にとどめることが重要です。

体に良いについて

ビールの主原料である、大麦、ホップ、酵母には栄養素が豊富に含まれていて、体にいい作用をもたらしてくれます。 大麦に含まれるβ-グルカンは、水溶性の食物繊維。 これには悪玉コレステロールや内臓脂肪を低減させる働きがあります。 ホップは、昔から民間薬として用いられてきた植物です。

禁酒について

禁酒によって、禁酒後3日で睡眠の質が改善し始め、2〜3週間で肝臓が正常に働き疲労感が軽減されます。 また、1週間で肝臓脂肪が減少し、禁酒終了後のアルコール摂取量が減少することがわかっています。 特に、脂肪肝の場合は2週間程度の禁酒で状況が改善する場合があります。

ボケるについて

アルコール依存症および大量飲酒者には脳萎縮が高い割合でみられること、大量に飲酒したりアルコールを乱用した経験のある人では認知症になる人が多いといった疫学調査結果から、大量の飲酒は認知症の危険性を高めることが示されています。

平均寿命について

アルコール依存症になられた方は、身体のあちこちに病気を併発し、飲酒運転による事故の危険性も高くなるため、平均寿命は50歳前後といわれています。 さらに、同じ年齢の一般人と比較した死亡者数は、35~39歳で89倍、25~29歳では、196倍にもなります。

飲酒する60万人を対象に調べたところ、1週間に5杯から10杯のアルコール飲料を飲むと、寿命を最大6カ月短くなる可能性があると判明したという。 研究によると、寿命を縮めるリスクはアルコール消費量が多くなるにつれて高まる。 1週間に18杯かそれ以上を飲む人は、寿命を最大で5年失うという。

砂糖何個分について

普通のビールに含まれている糖質量は350ml1缶あたりおよそ10g(40kcal)。 これは角砂糖2~3個分です。

タバコとお酒について

タバコには毒性のあるニコチン以外に60種の発癌物質が含んでおり、エタノール単独の飲酒よりも毒性が強く、癌を発生する危険度を1.6倍に増加させる。 また、肺癌については少量の喫煙(1~4本)でも2倍に危険度を増加させると言われている。

健康に一番お酒について

一般消費者に最も健康維持につながると思うお酒を聞いたところ、1位「ワイン」2位「本格焼酎」という結果になりました。 特に赤ワインはポリフェノールが多く含まれることが広く知られているため、健康に対するイメージが強いと考察できる。

アルコール分解について

基本的に体重が重い人(体が大きい人)ほど肝臓が大きく、アルコール分解速度が速い傾向です。 他にも、顔が赤くならない人は、顔が赤くなる人より分解が速い、高齢になるほど分解が遅くなるなどの傾向があります。 加齢は酒が抜けなくなる原因の中でも大きな位置を占めるものでしょう。

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