万物の特徴
意味について
大地は水に浮かび、水は世界を循環する。 水は雨となり川となって海へ流れ、その過程で土地を形づくる。 おそらく世界は水からできている。 だから生命力の源があらゆるものに行き届いているのだし、無生物でさえ魂を持っている。
「万物一体の真理」とは、仏教に言う「縁起の法」を意味します。 清沢はそれを、すべてのものが相依相待的な関係において成り立っており、関係から独立してそれだけで存在するものはないと確かめています。 そしてこの真理は、私たちが気づかない間も、私たち自身の実際生活の上につねに働き続けていると言うのです。
ひとはばんぶつのしゃくどなり
宇宙のあいだのすべての物事は、人間を基準にして測られていることをいう。 ギリシアのソフィストのプロタゴラスの説で、プラトンの「クラテュロス」に見える言葉。
「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、衆人の恵む所に処る。」 つまり「最高の善は水のようなものでなければならない。 水は万物を助け、育てて自己を主張せず、だれもが嫌うような低い方へと流れて、そこにおさまる」と、述べています。
霊長について
「万物の中で最も霊妙ですぐれたもの。 人間・人類をいう。 万物の霊長 周の文王の十三年の春、諸侯たちが孟津に集まった時、文王が、「そもそも天地は万物の父母であり、人は万物の霊長である」と言った言葉に基づく。」
万物流転について
ばんぶつるてん【万物流転】
この世にあるすべてのものは、絶え間なく変化してとどまることがないということ。 「万物」は、この世の中、天地間に存在するもののすべて。 「流転」は、絶えず変化し続けること。
万物皆平等について
人の認識は善悪・是非・美醜・生死など、相対的概念で成り立っているが、これを超越した絶対の無の境地に立てば、対立と差別は消滅し、すべてのものは同じであるとする説。 人の相対的な知を否定した荘子そうしの思想。 「斉」は等しい意。
父について
( Hērakleitos ) 紀元前六世紀から前五世紀の古代ギリシアの哲学者。 万物の根源を「永遠に生きる火」とし、すべては永遠に生滅・変化し(万物流転)、あらゆる動と生は対立者の相克から生まれる(戦いは万物の父)と説いた。
万物不変について
万物は変転きわまりないという意味で、この世に生まれたものは、すべて常に変化を続け生滅するもので、永久不変なものはないということ。
万物一体の仁について
万物一体の仁は,人も含めた万物の根本は同じであり,万物自他一体とみなす思想で,陽明学の中心的思想とされます。
同義語について
「万物」の言い換え・類義語
諸事万端
万端
全て
総て
凡て
全部
万物
万象
などが挙げられます。
神は万物を与えずについて
天は一人の人間に多くのすぐれた才能や資質を与えることはしない。 人はすぐれた面と劣った面とを、あわせもっているものだということ。
万物一馬について
「万物一馬」(ばんぶついちば) すべてのものは同一のものであるということのたとえ. 相対的な知を否定し,唯一絶対の道からすれば万物はすべて同一であるとする荘子の思想.
万物は常に変化について
しょぎょう-むじょう【諸行無常】
この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。 人生の無常をいう仏教の根本的な考え。 ▽仏教語。 「諸行」は因縁によって生じた、この世の一切の事物。