
赤身肉の特徴
どんな効果について
赤身肉には脂質を代謝するのに欠かせない、L-カルニチンという栄養素が豊富に含まれています。 L-カルニチンとはエネルギー代謝に必須の栄養素です。 L-カルニチンの主な働きはエネルギー源としての脂肪酸をその燃焼の場であるミトコンドリアに運搬することで、他の栄養素では代替されません。
毎日について
脂身の少ない赤身肉
豚肉や牛肉、鶏肉は「必須アミノ酸」をバランスよく含んだ良質なタンパク源として知られていますが、部位をよく見極めて選びましょう。 理想は脂身の少ない、ももやヒレなどの赤身、鶏肉ならささみやむね肉がおすすめです。 他の食材とも合わせて、1日40〜60g程度摂取しましょう。
何が良いについて
赤身肉とは、見た目が赤くて脂肪が少ない部位の肉のこと。 牛肉や豚肉、ラム肉などのもも肉やヒレ肉など、たんぱく質が多くて脂肪が少ない部位のことを指します。 赤身肉は旨味が強くほどよい歯ごたえがあるので、肉本来の味わいを存分に楽しむことができます。
何回について
赤身肉を食べる場合は、週に3回までにするよう世界がん研究基金が勧告している。 「週に1~2回の適度な赤身肉の摂取は、健康的でバランスのとれた食事の一部と考えられています」とDibba博士は言う。
がんの原因について
赤肉摂取と大腸がんについて
赤肉による大腸がんリスク上昇のメカニズムは、動物性脂肪の消化における二次胆汁酸、ヘム鉄による酸化作用、内因性ニトロソ化合物の腸内における生成、調理の過程で生成される焦げた部分に含まれるヘテロサイクリックアミン(発がん物質)等の作用が指摘されてきました。
赤身ステーキについて
赤身肉には脂肪が少なく、その分たんぱく質の含有量が高いため、深い味わいがあります。 噛むほどに口の中に広がる肉の旨みは、一度食べるとやみつきになることでしょう。 さらに、赤身肉には栄養価も豊富に含まれています。 ビタミンB群やミネラル、特に鉄分が豊富であり、貧血の予防に効果的です。
ステーキの焼き加減はレアがオススメ。 肉は加熱をしすぎると肉汁として、タンパク質や脂質が溶け出し、栄養素が損なわれてしまうためだ。 「レアであれば噛む力が弱まった高齢の方でも食べやすく、消化と吸収の面でも良い。
効能について
赤身肉はカロリーが比較的低いだけでなく、ダイエット効果も期待できる栄養素が豊富に含まれています。 タンパク質やLカルニチン・鉄分などが多く含まれ、特にたんぱく質は筋肉作りに役立ちます。 筋力は基礎代謝アップにつながるので、痩せやすい体を目指すのであれば欠かせませんね。
糖尿病について
赤身肉や加工肉などの摂取により糖尿病の発症リスクが上昇する理由は、肉に多く含まれるヘム鉄や飽和脂肪酸、調理の過程で生成される焦げた部分に含まれる糖化最終産物(AGE)などが、インスリン感受性やインスリン分泌に対して悪影響をもたらすからだと考えられている。