服にカレーがついた時の落とし方
服にカレーがついたについて
カレーのクミンに含まれる「クルクミン」という成分は紫外線によって色素成分が分解され日光に当てると色が消失する特性があるので、天日干しが有効的です。 ただし、紫外線は服の着色を落としてしまう可能性もあるので長時間の天日干しは避けましょう。 また、洗濯表示により陰干しを推薦している場合も避けましょう。
日光に当てて乾かす いろいろな方法を試してもなかなか落ちなかったシミが、天日干しすることで汚れが落ちることがあります。 これは日光に含まれる紫外線によって色素が分解されるためです。 例えば、カレーやコーヒーなどの頑固なシミが、日光に当てることで色が落ちることもあるのです。
なぜ落ちるについて
カレーの黄色は、ターメリック(うこん)に含まれるクルクミンという黄色い色素によるものです。 このクルクミンは、水には溶けにくいのですが、日光(紫外線)には弱く、比較的簡単に分解され消えてしまう性質があります。
落とし方について
液体酸素系漂白剤の使い方は、カレーでシミになっている部分に直接塗布し、そのまま洗濯します。 時間がたったシミの場合は、液体酸素系漂白剤をつけてから洗剤液につけおきします。 洗剤液は、衣類が浸かる程度のぬるま湯に濃いめに洗剤を溶かしたものでOKです。 30分から2時間つけたら、そのまま洗剤液ごと洗濯機で洗います。
アルコールについて
混合性の汚れであるカレーのシミは、アルコールと食器用洗剤を使って落とすことができます。 シミの部分にアルコールを付け、歯ブラシで外側から内側に向かって軽くたたいていきます。 汚れが浮かび上がってきたら、水で薄めた食器用洗剤をシミに付けて、タオルで軽くたたきながら汚れに浸透させます。
重曹について
重曹を使った染み抜きのやり方
まずは、重曹と液体の酸素系漂白剤、台所用中性洗剤を混ぜてペーストを作ったら、タオルの上に染みのついた部分を置き、歯ブラシを使ってペーストを乗せます。 染みより少しはみ出すぐらい塗ったら、染みの部分を歯ブラシでトントンとたたき、汚れをタオルに移しましょう。
クエン酸について
クエン酸水を歯ブラシをつけて、シミを叩きましょう。 ある程度叩いたら、再び水をつけた歯ブラシで叩きます。 このように、水に含まれるアルカリ性の成分と酸性のクエン酸が反応してシミ汚れを落としていきます。 この時、シミの色が赤やピンクに変色することもありますが、化学反応によるものなので問題ありません。
熱湯について
時間がたったカレーのシミでも、洗剤や漂白剤をたっぷり使って、50度のお湯で浸け置きすることで、家庭でも簡単に落とすことができます。
何性について
カレー汁のシミは黄色色素、香辛料、デンプン、タンパク質、油などを主成分とした複雑な内容です。 カレーの黄色色素は植物染料として昔から使われているウコンで、その成分はクルクミンです。 これは酸性では黄色ですが、アルカリ性では赤色となる性質があるため、シミ扱きにアルカリ性の物質を使用することは避けてください。
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