アドベントって何?なぜ商機にならない?
今週の月曜、案の定
Cyber Mondayというフレーズは
一度も目にしませんでした。
で、その前日、
つまり一昨日の日曜から
もう始まっていたのは…
アドベント advent。
クリスマスイブまでの
4回の日曜を含む期間です。
日本語では「待降節、降臨節」と
呼ばれます。
語源と…
ad (向かって)+ vent(来る、至る)。
同じ語源の言葉には
adventure 冒険」があります。
待降節とはだいぶ雰囲気が違う…
というのも、adventureは
「向かって」「来る」未知のことに
向き合うことを指します。
でも、Adventの場合、
イエス・キリストが
こちらに向かってくる、という
意味です。
それを「なんだこのやろー
そっちがそういうつもりなら
こっちだってやる気だぜ」
と向かって行っては台無しです。
(30年後の磔刑がそんな感じですが)
まずはご到来をお迎えするために
準備を整えて待ちましょう、
という意味です。
それにしても、
「アドベント大売出し」なんて
まず聞かないですよねえ。
なぜでしょう?
実は、アドベントの
「準備」はお祭り騒ぎではなく
「身を浄める」ことなんです。
そのために
5世紀後半、なんとなんと!!
断食の時期と定められたのです。
断食と言っても、方法は
時代や地域によっていろいろです。
月水金は断食で
火木土は普通に食べたり…
4週間通じて酒、肉、乳製品を断ったり…
そうして、ふだんの自分を
見つめ直し、
食べ物となる生き物たちに
改めて感謝したそうです。
(で、クリスマスにはたらふく
食べたんじゃないの?と勘繰る
私は断食未経験。)
今では断食よりも
めくるとお菓子が出てくる
アドベントカレンダーや
常緑樹とろうそくの
コントラストが美しい
アドベントクランツのほうが
お馴染みのようですね。
それにしても、あからさまに
アドベントに荒稼ぎ、は
お行儀がよろしくありません。
そうそう、
名前にアドベントとつかないけれど、
アドベントの日曜に
少しずつ薄切りにして食べるのが
シュトーレン。
クリスマスまでとっておこう
なんて我慢していると
クリスマスケーキと
鉢合わせします。
ぜひホットワインで
お楽しみください。
あったまりますよ。
Have a fab week ahead!
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