ごおるでんうぃいく
久しぶりに連休というものをいただいている
しばらくあの顔を見ていない。
オヤッサン(雇い主)の顔
心がこんなにも穏やかな事は久しい。
一日中ダラダラ過ごしたり、
甥っ子姪っ子ちゃん達とわちゃわちゃしたり、
友達とゴルフ練習場に行ったり、
ご時世的にも、自分の元々の性格的にも
休みでもあまり外に出ない事が多かった
(今もコロナ禍になる前も別に多くはない。)
が、心も体も休まっている…
…気がします。
今日は久しぶりに二郎系ラーメンを食べようと1年ほど前に出来た近所の二郎系ラーメン屋さんへ。
店が出来てから気にはなっていたが、なかなか行く事が出来ず、
念願叶って、今、食べに行きます。
めっちゃ閉まってるぅ〜。
シャッター、ビッシーー閉まってるぅ〜〜。
「閉業、移転します」
…しょうがない。
めちゃめちゃ食べたかったけども、しょうがない。
ヤサイマシマシニンニクマシマシアブラオオメメンカタメアジコイメとか言いたかったけど、しょうがない。
キッチリと閉まり切ったシャッターの前で呆然と立ち尽くしてても仕方がないので、さらにちょっと行ったとこの二郎系インスパイアのお店に行く事に。
…めっちゃ並んでるやん。
カウンター20席くらいと6人掛けテーブル席3つあるなかなかに広めのお店なのにめちゃめちゃ混雑している。
…他に行こうか迷ったが、ニンニクマシマシの誘惑に勝てず、というかもう他に行くのが面倒くなったので食券買って並ぶ。
生来の性格の悪さと空腹とで、いつも以上の卑屈さと陰湿さがフツフツとワタシの内側でざわめきまくっている。
楽しそうに喋りながら視界の端には待ちの客が並んでるのが見えてるはずだろうに食べるよりも会話がメインでのんびり食べているカップル。
子供用の椅子もない様な店に子供連れで来ててカウンターに3,4歳くらいの子供を座らせ食べ慣れないであろう太麺のラーメンを自分も食べさせ慣れていない感じの無骨な感じの父親。
食べ終わってんのに"今まで何人付き合った"とかしょうもなさすぎるマウント合戦を繰り広げている男学生たち。
1人席空いてるのにワタシの一個前に並んでるオジサンを全く案内しようとしない店員。
その一個前に並んでるオジサンもこれ見よがしに何度も何度も腕時計を確認して「早くしろ」アピール。
…ダメだ。同じ行列に並ぶ同士のはずの隣のオジサンにまでイライラしだしてる。
こんなんじゃ食べたかったはずの、楽しみにしていたはずのラーメンが不味くなる。
だいたい「二郎系インスパイア」って何なんすかね??
腹立つわー。
ふぅーー…落ち着け、ワタシ。
折角のラーメン。
精神を統一させて、その時を待つ。
…時は来た。
席に座り、ニンニクマシマシは無理な店らしく、ニンニクマシ、アブラ多め、味濃いめにして注文。
ちなみに本来行きたかった二郎系のお店だったらタダで野菜マシマシまで行けるのだが、このお店は120円プラスでヤサイマシに。
肉多め麺大盛にもしたので、1500円ほどに。
高えぇ。
ラーメン一杯1500円かぁ…。
行きたかった店だったら900円だったのに…。
いや、もうしょうがない!
ラーメンが高いのも、隣になった未だにぺちゃぺちゃ喋って食べ続けるカップルも諦めるしかない。
ここでは出せない呪詛の様な悪態の数々をカップルに心の中でぶつけながらラーメンが来るのを待つ。
来ました。二郎系辛味噌ラーメン麺大大盛野菜マシ肉多め麺固めアブラ多め味濃いめ
ミスった。
自分の胃袋の衰えを今思い知らされている。
半分もいってないのにめちゃめちゃ満腹&気持ち悪くなってきた…
隣のカップルが、ニヤニヤしながらガツガツの二郎系を食べるワタシを見ながら退店していくが、そんなもん関係ない。
逆サイドに座ったサラリーマン風の男が二郎頼んでるのにニンニク抜きを頼むという腰抜け注文をしているのを横目に見ながら、めちゃくちゃニンニク臭いラーメンを内心泣きながら食べ続けるワタシ。
あんだけ待ってる間何の罪もなく、ただただラーメンを楽しく食べていた客に悪態を吐き続けていたツケが回ってきたのかもしれない。
ごめんなさい。カップル。
お前らはただただ視野が狭いだけだな。
ごめんなさい。無骨な父親さん。
貴方は一生懸命子供の世話をしていただけなのに。ただ単に店のチョイスを間違えただけなのに。
ごめんなさい。アホ学生ども。
お前らはただただバカなだけだな。あと、早よ帰れ。いつまでおるんじゃ。
ごめんなさい。1人客を案内しない店員さん。
貴女は忙しくて一人客なのかの確認をする余裕すらなかったんだろうね。もし案内したとしても注文が増えて厨房がさらにパニックを起こす事を懸念したのかもしれない。
一人客のおっさん。ただただごめんなさい。なんであなたの事を言ったのかすら覚えてないくらいです。どんなヤツだっけ?思い出せん。それも含めてすまんオッサン。
そんな謝罪をしながらなんとか完食し、朝から誰とも喋ってないのと満腹と気持ち悪さと途中から襲われた謎の頭痛に悩まされながら
「…ご、ごぢぞ、ごぢそうさまですぅ…」
といって帰る。
家に帰ってきた今も頭痛と気持ち悪さに悩まされながらこれを書いています。
普段オヤッサンの事を散々言ってるツケが回ってきたんだろうな…。
反省しよう。。。。
「ピロン!」
うん?あ、オヤッサンから連絡だ。
「お疲れ〜♪突然だけど、明日仕事入ったからよろしく〜」
クソがっ!!!!!!「♪」が腹立つ!!!!!!!
はい、もうこれはしょうがない。
せめてあとちょっとの休み満喫しましょ…。