変わるときに変わらないことを望むと苦しくなる
大変と書いて、大きく変わる。
いまわたしの大変は、まさにそういうときなんだろうな。ピンチはチャンス。そうは思ってもさすがにいろいろ重なってくると自分のポジティブな面がすっかり萎んでしまう。
頭の中は不安と心配とできるかできないかの可能性を探る疑心でいっぱいだけど、とりあえずなんとか心のバランスをとろうと、慈悲の瞑想をしている。瞑想はすごい。終えた後にはしばらく悪いことが頭に浮かばない。一時間位しか持続しないけど頭にいつもの自分の調子が少し戻っていると、なんでいま悩んでないんだろう、と不思議に思う。
そんな瞬間がたまにある。
悩みっていうのは、生まれる元は執着なんだと思う。今を変えたくない。いまあるものを失うのがこわい。変わるのが怖い。
変わろうとしている時に、変わらないことを望めばそれは苦しみにつながる。葛藤が生まれる。
この前いのちの電話で言われたことで頭に残ってることがある。「あなたは孤独じゃないからよかった」それを聞いて、ほんとうだ、わたしは決して孤独ではない。元気に学校に通う息子とは笑い合っているし、いまはあまり会いたくないけど友達だってたくさんいる。いろんな人に助けてもらってる。孤独じゃないだけでも自分はほんとうは十分幸せなんだろうな、そういうふうに思えた瞬間があった。