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昔あった芝居の失敗談
どうも、吉見です。
今日は昔やらかした芝居の失敗談を
書いていこうかと思います。
細かい失敗とかは色々やってるんですが
明らかにやらかしたと思っているのは
2021年に出演した作品です。
その作品で頂いた役が
めちゃくちゃ1人で長台詞を喋る役でした。
当時の僕からしたらとにかく長くて。
内容も、歴史の授業とかで聞くような内容で。
先日あげましたセリフの覚え方👇
これをひたすら駆使して頭に入れ込み
稽古ではそのセリフをトチることはないくらい
準備して、迎えた本番。。
2日目夜の回 セリフぶち飛び
いやーーーーーー、大焦りでした。
もうどうしようどうしようってなり
咄嗟に出た言葉が
「いま、僕何の話してましたっけ?」
、、、記憶喪失になってました。。
周りの役者さんも
僕が稽古でとちったことがないし
1人語りで知識を周りに教える場面なので
助けようもなくて明らかに芝居が止まったんです。
う、、思い出すだけで吐きそう。笑
しかも、その回僕のお客さんが一番多い日
しかもしかも、DVD用の撮影が入ってた日
その場面を終えて、裏に戻った時
すぐに演出に土下座しました。
当時の演出は優しく
僕も役者で出た時、台詞飛んでどうしても思い出せなくて裏に入ったことあるから大丈夫大丈夫
って言うてくれて、
ほんまにすみませんって感じでした。。
当時、セリフを間違わず完璧に演じてこそ
役者の仕事だと思っていたので、
その日観に来てくれたお客さんにも
ごめんなさいの連絡をしたら
「レア回見れて楽しかったよ」
「珍しいなぁ、でも面白かったよ」
って言うてくれる人が多かったのに驚き
公演のアンケートも、
僕のセリフのとちりを悪く言う人はほぼいなく
むしろその時に起きた舞台上での空気を
楽しんでる人がちらほらいました。
この時にやっぱり
舞台の生感、ライブ感ならではのハプニングは
作品を全て台無しにするというわけではなく
ひとつの舞台の要素でもあるのかもしれないと
思ったんです。
もちろん、セリフを飛ばすとかは良いことではないです。
でも、演じてるのが人間である限り
そういうイレギュラーは必ず起きます。
考えなければいけないのは
イレギュラーが起きないようにするのも大事ですが
イレギュラーが起きた時にどう対処するかが
最も大事なんだと思いました。
これは失敗して初めて実感をもって学べたので
良い経験をさせて頂いたなと今では思います。
でも、もう
思い出したくはないです、、。笑