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みんなが知らないCCJ。2

前回、導入というか予告のように書き始めましたみんなが知らないCCJ。 今回から本編導入となります。クラウンカレッジジャパン。通称CCJ「日本初のプロクラウン養成機関」であり「米国クラウンカレッジの初海外分校」であるとされています。今回はCCJの具体的なカリキュラムに触れるのではなく、CCJがどのように日本に入ってきたのかある人物を通して記録させていただきます。

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その方のお名前は『原田浩光』さん。去年2021年夏、ただ単に私の興味から原田さんの所在を探し出し、コンタクトを取ることが出来ました。コロナ禍の影響から2021年冬、数十年ぶりに対面しお話を伺うことが出来ました。その時はこのサイトの構想はありませんでした。今回記事として残す形として、年表のように事象を羅列していく方が記録としてスマートかもしれません。ですが、思いや感情も当然あります。むしろ思いや感情を残したい。なので昭和から平成にかけた『青年・原田浩光』さんに思いを馳せて記事を書かせていただきます。

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原田浩光さん。東京都出身。1985年ナチュラルグループ本社(現在は廃業)に入社。いきなりの重要ワード。ナチュラルグループ本社。この会社は主に健康食品を扱う会社です。何故健康食品とクラウンが結びつくのでしょう。原田氏曰く、

ナチュラルグループ本社・会長は
ワンマンな部分はあったが、ユニークな発想があった。

人の健康は体だけではなく心も重要であり、
21世紀は心の時代。笑いやユーモアを(心と体の健康の)
ノウハウとして取り入れたい。と思っていた。

昭和から平成にかかる時期について語るには、バブル経済を避けることはできません。一般的にバブル経済とは1986年(昭和61年)から1991年(平成3年)を指します。つまり原田さんが入社して1年後から最終期となる3期が開校した年までがバブル経済期となります。この時代を過ごしていない方もなんとなくそういう時代背景があったんだなぁ、と頭の片隅に入れてください。

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直接関係しませんがこの記事を書くにあたりナチュラルグループ本社について調べました。上の写真、ご存じですか?アニューという見た目コンビニっぽい健康食品のお店です。既存店をリブランディングした、このアニュー第一号店が出来たのが1986年。つまりバブル経済当初。次の年1987年に南大井に本社新社屋完成と時代の波に乗っていたようです。この年リングリングサーカス側と同社オーナーの会合が行われ、翌88年契約が取り交わされます。

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さて、ナチュラルグループ本社がリングリングサーカスと契約した思惑が、会長の「心の健康と体の健康はリンクしている」という考え方から行われたということは述べました。が、やはり相当大掛かりな契約となりますので企業としての思惑もあるわけです。その一つとして米国クラウンカレッジ本校のプロフェッショナルを育てるノウハウを社員教育の一環と繋げたいという考えがありました。また全国展開を成功させており、何十万人いる顧客を対象としたイベントを開催。主に歌謡ショーなどが多く行われていましたが、そこでクラウンショーのようなエンターテインメントを見せたかったという思いもあったようです。

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当時の原田さんは入社3年目の25歳。会長室戦略推進部という役職についていました。トップダウンで降りてきた案件の対応しているうちに、なんとなぁくクラウンの案件が出てきてあれよあれよと担当者に任命。8月に契約。9月にフロリダ州へ。え?え?ええ???ですよね。(笑)
当時取材されていた記事を見つけました。抜粋します。

もちろん悩みましたよ。アメリカに渡って
学校の運営を勉強してこいというだけならともかく、
実際入校して、クラウンの演技を勉強してこいと
いうのですからね。

演劇なんて全く経験のない私がですよ

そうです。健康食品会社に入社したはずの原田さんは、演劇経験のない原田さんは、英語も得意じゃない原田さんは数か月後に世界最大級のサーカス、
リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス (Ringling Bros. and Barnum & Bailey Circus)のニューヨーク公演の舞台に立っていたのです。

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次回はリングリングサーカスのついて。クラウン・カレッジからクラウン・カレッジ・ジャパンへ向けての話、書こうと思います。原田さんすげぇな。



今回、お話をしてくださったのは・・・・
 原田浩光さん
 現在はこんなことしてます。え?え?ええ???


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クラウンマガジン編集部 まるせい

こんな原田さんは「たまたまだよ」と穏やかに笑っていました。
数々の無礼な言い回しがありますが、原田さんに事前確認取ってますんで。

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