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「銀の三角」萩尾望都 漫画感想

おはようございます!
素人の個人の
漫画の記憶のメモです
この考え方が絶対に正しいと
押し付ける趣旨ではありませんことを
ご理解いただけますと助かります

多少のネタバレがありますが
ストーリーの詳細を正確にお書きできるわけではありませんことを
ご理解いただけますと助かります


・・・・・


以前に何かの話題で
部分的に書いたことがあるかもしれませんので

似たような話になるかもしれません…^^;


ラグトーリン
という名の
謎めいた少女が出てくるのです
黒髪で
シーク教徒のようにターバンを巻いていて
荒涼たる土地を旅して
とある村に居着いている感じです

その土地の性格良さそうな
背の高いイケメンと
なんとなく共同生活を始めて

はっきりとは
言語化されていませんが
イイ仲になっているか
なりそうになっているか

そういう関係であることは
村の年寄りたちも
普通に
感じていて

「異国モンからは
いい子が産まれる」と

そのうち
子供ができるのかな?
ぐらいに
ウキウキと
噂話をしているという

のどかな
村落共同体という感じ


お二人はというと
性格の良いイケメンの所有するテントで

アンニュイな感じで
二人して
水タバコらしきものを
ふかしている

本来
そういう
タバコみたいなものは

厳格な価値観からすると
女性はあんまりやらなそう?


その視点に立つと
不良っぽい感じで
セクシーさを表現しているようにも
感じられました

そこで
性格の良いイケメンは
ラグトーリンのターバンに手をやって
「お前の髪は長いかい?」

デレデレと
馴れ馴れしいことを
語りかけるのですが

ラグトーリンは
髪は見せたり
触らせたりはしたくない様子で
拒否していましたか

いい雰囲気になっているのに
ラグトーリンは
この性格の良いイケメンに
本当のところは
心を開いていないのでしょうね?

そこへ
物語としては
平穏を破る
来訪者

冷たく整った顔立ちの
都会風いでたちの旅人が
ラグトーリンをたずねてきます

性格の良いイケメンは
席を外し
ラグトーリンは
都会風旅人と
二人っきりで
イケメンのテントで
話をすることになるのですが

そこで
なぜか
都会風旅人は

デジャビュみたいな感覚を覚え
あれ?


顔を上げると
ラグトーリンが
「なぜ私をコ○しにきたの?」

真顔で
覗き込んでいるのです…^^;

慌てて
旅人は
拳銃を手にするのですが

あっという間に
ラグトーリンの
頭のターバンが
ほどけて

漆黒の
ぬばたまの
長い長い黒髪が

旅人の
首に巻きついて

締めコ○してしまうのです…^^;


サスペンスとして
ドラマチックで
漫画の絵としても
見応えのある展開だったかと思います


それでですね

全くの個人的蛇足なのですが

ラグトーリンの髪というものが


男女の愛とか
幸せとか
結婚とか
つれあい
とか

そういう
意味が
あったのだろうなと

この頃思うわけなんです

若い頃には

あんまり意味がわからなかったのですけどね…^^;


現実の若い女性におすすめするのは
もちろん性格の良いイケメンとの結婚です

なにしろ
この
よくわからない
都会風の旅人に
襲われそうになって?
逆に
髪の毛で
締めコ○してしまったラグトーリンのために

性格の良いイケメンくんは

「なんとかしよう」
「なんとかしよう」

ラグトーリンを励ましているのか
自分に言い聞かせているのか
どちらとも取れる
独り言を言いながら

この迷惑な
都会風旅人の
ムクロを
布で包んで
どこかへ運び

埋めてくれるのですから


(河合隼雄かなんかの文章に
本当の親友とは
という話題があって

夜中の2時に
人をコ○してしまったのだが
どうしよう
という話に
じっと付き合ってくれるのが
真の親友だ

というようなのが
ありましたっけ?

それとも
別の
作者様だったかしら?)


ラグトーリンは
こんなに
親切に
色々なトラブルも片付けてくれる
性格の良いイケメンと
目を合わせることもなく
黙々と
その村を立ち去ろうとします

イケメンは
ラグトーリンに
必死で語りかけます

「お前に
おれの井戸をやろう
こんこんと湧く」

この
荒れた土地で
井戸を所有できることは
本当に
本当に
価値があることに
違いありません


(ここで裏読みの好きな私は
別のセクシーな意味も
深読みしてしまうのですが
それは
やりすぎでしょうか?)


でも
ラグトーリンは
ずんずんと
あゆみ去り


青年が
どんなに名を呼んでも
叫んでも

虚しく
こだまするだけなのでありました


さて
本当に
野暮な蛇足なんですけど

ラグトーリンが
髪を見せた相手は

いきなりやってきた
不審な
都会風旅人
だったわけです

そして

コ○す
うんぬん

愛と死は
表裏一体と言いますか

なんか
そういう読み方もできるかもと



脳内で
読み返して
多分妄想も付け足して
楽しむ
今日この頃の
ひとりごとでした




いつもおつきあいいただき
ありがとうございます
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆



ではまた!




まきのしょうこ



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