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陰と陽とダイエット
はじめまして。Elly式養生ダイエット®認定講座コンサルタント養成コース2期生の『とも』です。
第一回目の講座で陰陽と気血水について学びました。
陰陽論とは
あらゆるものは「陰」と「陽」に分けられる
古代中国の思想で、自然界のもの全て(=森羅万象)は「陰」「陽」という対立する2つのどちらかに分類できる。陰陽は働きによって、「発生・発展・変化」していくと考えられている。
陰陽は固定されず、陽の中に陰があったり陰に中に陽があったりします。つまり陰陽は一定の変化しています。
この図、目にしたことありませんか?
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陰陽の変化を表した、「陰陽太極図」といいます。
この図には4つの意味が込められています。
①対立:自然界のものは全て陰と陽の正反対の性質で成り立っている
②依存:他方が一方の存在を明らかにしている
③消長:お互いにバランスをとりながら変化している
④転化:一方が最高点に達する(極まる)と、相対する陰と陽に変化する
と難しく書いてみましたが、日が昇ると陰から陽になり、日が沈むと陽から陰になる。このように陰と陽は変化し続けるというがわかります。
陰陽の属性
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陰陽の性質
陽性→収縮する、乾燥する、熱くなる、塩辛い(パンパン)
陰性→膨張する、水をためる、冷やす、甘い(ぽよんぽよん)
陰と陽とダイエット
陰陽バランスを整えると、体は健康=「中庸」になる。
陽性に傾くと肉食過多で、体が熱くなり、血管が硬くなる
陰性に傾くと果物過多で、体が冷え、水が溜まって膨張する
陰陽バランスが真ん中に整った状態を中庸と呼びます。体が中庸になると食欲は適正となり自然と痩せていきます。
このバランスを知らなかった頃は甘いものばかり食べていて、かなり陰性に傾いていたと反省です。ただ、陰性食品を食べたから、次は陽性食品を食べればいいということではないんです。
このバランスの振り幅を小さくし、中庸にしていくことで体重が適正になるのです。
気血水とは
人間の体は「気・血・水」の3つの要素で構成されている。
この気血水が体内を循環することによって生命活動を維持している。
気→陽 血、水→陰
気血水の働き
気は目には見えなが生命活動の根幹をなすエネルギー源
血は栄養から作られた赤い液体(血液)
水(津液)は血液以外の全ての液体(リンパ液、涙、鼻水など)
血水は、それ自体で動くことはなく、「気」によって動かされている。
気は呼吸と食べ物によって作られる。
気の5つの働き
①血液や水分を動かす「推動作用」
②体を温める「温煦作用」
③体の外から入り込もうとする病から体を守る「防御作用」
④血液や水分が体から漏れないようにする、細胞を定位置に固定する「固摂 作用」
⑤食べ物を気や血水にしたり、汗や尿になり排泄できるようにする「気化作用」
気が働かないと血水は動かず、体は温まらず、バリア機能が低下し、細胞が膨張し、たるみ、尿もれなどが起こる。
そう、「気」は止めてはいけないのです!!!
血とは
「血」は西洋医学の「血液」と同じ概念で、体の栄養源、細胞の材料になります。
ダイエットには毛細血管がものすごく大事になってきます。
毛細血管がゴースト化すると、体の隅々に栄養が届かず、乾燥したり、くすんだりします。
血を作る臓器は肝臓です。肝臓を癒してあげることがとても重要になってきます。
水とは
水は「津液」とも呼ばれ、臓器を潤し、体表にあらわれると髪や肌をつややかにします。
いろいろな水
湿→空気中の湿気、体内に過剰になった老廃物を含む水(むくみ)
痰→湿がドロドロした状態。呼吸器にあらわれる
体に湿が溜まると、体がむくんだり、痰が出るようになるので、普段から体に湿を溜めないように意識していきましょう。
これから
食事の陰陽バランスに気をつける
気血水を不足させない、循環させる
今回の講座で改めてこのことが大事だと感じました。
自分を癒しながら、東洋医学を学んでいきたいと思います。