家事の工夫 手抜きの正体
1.手抜きしてオーブンでパスタ作った
土曜日、スパゲティナポリタンが無性に食べたくなった。
しかし、私はパスタをつくるのが苦手…
でもナポリタン食べたい…
あ。オーブンのレシピ集にナポリタン載ってたな~
失敗してもいいからやってみよ~
①麺を10分くらい浸水させ
②麺と材料(玉ねぎ、ピーマン、ウインナー、トマトピューレ、ケチャップ)をオーブンの深皿に入れ、
350℃に余熱したオーブンで26分!
2.めちゃくちゃ美味しい
あれあれ?見た目、めちゃめちゃイケてるんだけど?
香ばしく深みのある香りがする。
いざ実食。もう、めちゃくちゃ美味しい。
・天は二物を与える(オーブン…楽ちんなだけでなく美味しい)
・能ある鷹は爪隠す(パスタ得意そうな顔してないよね?オーブン)
・SHARPのヘルシオのほう買えばよかったかなとか最近思っててほんとごめんね…(うちのオーブンは東芝)
・今日が人生で一番若い日(もっと早くオーブンでパスタつくればよかった…という後悔に対して)
・自分の常識を疑え
一口食べてそのおいしさに本当に感動するあまり、数々の慣用句や格言が脳内を駆け巡った。
3.それが手抜きだとして、何が困るの?
パスタ。
―麺をゆでるのは鍋でしょう。
―麺と具材一緒に料理するとかって横着すぎん?
―パスタでオーブン使うとか大げさ
今思うと、もう、謎な先入観を持っていたんです。
仮に。「オーブンでパスタ」 が手抜きだとして、何がいけないんだろう?
普通に私が作るより
①美味しい
②栄養価は変わらない(むしろ、オーブンだと油使わないのでヘルシー?)
③材料変わらないから費用も変わらない
④洗い物激減(麺茹でのための鍋、ザル、ソース用のフライパンが不要)
⑤調理時間が激減(茹で上がった麺をざるにあげる作業をはじめ、強制的にキッチンで作業しなければならない時間がない。)
・・・「手抜き」をするデメリットが思い浮かばない。
「手抜き」って何だろうか。
文字通り、「手を抜くこと」「手をかけないこと」。
手抜きをするデメリットが思い浮かばないということは、
手をかけることそのものが目的となっていたのかもしれない。
それなら、省略したって全然問題ないと思う。
ちなみに今回の料理、
余熱20分+調理時間(オーブンが動いている時間)25分のため、決して”時短”ではない。
ただし、その間に人の手はほぼ不要。
私は、余熱完了&料理の出来上がりを待ちながら、子どもたちとゆっくり絵本を読んでいた。
私は、スパゲティナポリタンに手をかけずに、絵本をじっくり読むことに「手をかけた」のだ。
4.うまくいったことは、継続するに限る
オーブンでスパゲティナポリタンを作った翌日、オーブンで焼きそばを作りました。
焼きそば…これも私の大の苦手料理でした。
・麺を炒めるときの水の量が分からない
・ソース絡めるときに麺がぶちぶち切れる
・キャベツが焦げる
・肉が固まる
…この人大丈夫?って感じですが…
心配ご無用!!
オーブンでつくったら、焼きそばも超絶美味しかったので、もう上記お悩みにはおさらばです!!
5.家事のパラダイムシフト
唐突に経済用語。
「パラダイムシフト」をはじめ、様々な経済用語の意味が、私はいつもよく理解できません(”様々な”と書いている時点で、覚えてもいないことが露呈w)
でも、オーブンでパスタや焼きそばを作って大成功したことで、
「パラダイムシフト」の意味が、妙に腹落ちしました。
―常識を捨てること。
―違和感や、これ変えたいの気持ちに向き合うこと。
―新しい何かを、失敗してもいいと思いながらも、やってみること。
―お…これはいいかも?を継続すること、突き詰めること。
世の中の変化はすさまじく、起こってしまった「パラダイムシフト」に、
私たちはこれからますます翻弄されていく気がする。
だからこそ、自分の生活のなかで、毎日の家事のなかで、自分なりのパラダイムシフトを自覚的に起こしていくこと。
その積み重ねが、心地よい暮らしをつくっていく気がします。