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イタリア旅行の思い出

1、イタリア好きのきっかけはジローラモさん

私はイタリアが好きだ。
イタリア語の響きが美しいと思うし、観光では食事、アート、風景と色々楽しめる。

きっかけは18歳の頃、英語のほかに何か外国語をやってみたいと思い、NHKの語学番組をつけてみた。そこで出会ったのがジローラモさん。明るくてユーモアに溢れ、毎回の放送を楽しみにしていた。ダリオさんも素敵だったな。
二人とも、私のレジェンドなので、名前はさん付けです!

2、一年間、毎日イタリア語を勉強

テキストの例文を何度も読んで覚え、後年何度か旅行したイタリアで伝わったときは、感動した。

例えば、ナポリのバスの車内で、
Puo’ dimmi quando siamo ⚪︎⚪︎バス停?
(⚪︎⚪︎のバス停についたら教えてもらえますか?)
と運転手さんにお願いしたり、

現地のマダム(シニョーラ)に 次のバス停で、と言いたくて、prossimo fermata、と言うとprossima!と優しく教えてくれたこともあった。(男性名詞、女性名詞の使い分けがある)


3、フィレンツェでの一期一会

ある時はフィレンツェで道に迷い地図を見ていると、白髪の、パリッとした上質そうなシャツを着たおじさまが声を掛けてくれて、地図を示すと一緒にいってくれた。

道中、どこから来たの?名前は?どこでイタリア語を学んだの?と聞いてくれ、会話の勉強になった。
彼の名前はアンジェロさん。

目的地に着き、この後コーヒーを飲まない?と言ってくれたが、もし怖い人だったらどうしようと思い、用事があるとか言ってお断りした。
彼はオーケー、チャオ!と言ってお別れした。

翌日、橋の辺りを歩いていると、

後ろから、
チャオー!!!
と大きな声が。

振り向くと、アンジェロさんが笑顔で立っていた。今日も素敵なシャツを着ている。
私がとても驚いていると、また、
コーヒー飲みに行こうよ!
と誘ってくれた。

嬉しいお誘いだったけれど、
昨日も話してたように今日はヴォルテッラの町に行かなければ、と話すと、残念そうにオー、分かったよ、楽しんでね。と言ってくれた。
私も残念だったけど、まだ若くて人の見極めに自信がなかったし、用心し過ぎることはないだろう。

昔、地元のイタリア語教室で教わった日本人の先生は、知らない人の誘いに付いていってはダメと言われてるけど、何度も付いていってたらしい。
彼女は本当に頭の回転が速くて口も達者だったので、恐らく危険をうまくかわせたのだろう。

旅の醍醐味は、現地の空気を感じられることと人との一期一会の交流だと思う。
私は濃い付き合いは気を遣ってしまい苦手だけれど、一期一会の出会いならばむしろ好きだ。

今の夢は夫と息子と3人で海外旅行に行きたい。
イタリア、イギリス、ハワイ、オーストラリア辺りがいいな。近場なら香港も!と想像して楽しんでいる。

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