『認知症と歌の力』!
昨日10時間近くカラオケ大会の司会を務めた。
ほぼ中高年の方ばかり。
コロナ禍で大会も少なくなっていて人々の欲求が溜まっていたのであろう。
朝10時から夜8時頃まで若干の出入りはあったものの客席は8割方埋まっていた。
中にお一人年齢は確認できなかったが80歳代の地元の歌手と称する方が一般参加で登場された。
その方妹さんの話だと『認知症』を患っているようだが『歌うと』大丈夫なのだそうだ。
予定より遅れて登場されたがご自身の持ち歌『お父さん』を科白入りで歌唱された。スリーコーラス。破綻することもなく見事に歌いきった。
『脳の中の回路』はどのようになっているのだろうか。
『日常生活』におぼつかないことがあっても『歌は大丈夫』。
不思議な感慨を持った。
うまく『歌』を取り入れ『認知症治療』に貢献できないものであろうかと。
その方歌い終わって司会の私に向かって軽く会釈をして退場して行った。
和服の似合う現役の『歌手』と見紛うほどであった。
カラオケ大会には様々な人生の一片が垣間見える。