入職初日、すっぴんになる。
10年前、初めての美容皮膚科クリニック勤務
緊張もありながら、ワクワクしながら出勤したあの日。
綺麗な先輩たちに目を取られ
これが美容クリニックか…。と圧倒されながら
初日は院内の案内と見学からスタート。
病棟から美容に初めて転職して思ったのは、
まず院内が綺麗で匂いが違う。
綺麗なベッドとタオル、
そして明るいパウダールーム。
ここに来たら
ポジティブな気持ちになるのがわかる。
環境って大事。
「今からメイク落とせる?」
急に医師についていた看護師さん(副師長)から
声がかかり、
「はい!」*
と勢いで返答したけど、
内心、肌がコンプレックスで
美容医療業界にきた自分からすると
少しでも綺麗にしなきゃと…
しっかりメイクしていたから
肌が汚い…、と言われたらどうしよう…
とか考えて
プチパニックになりながら洗顔していました。
レーザートーニング(当時は医師がする施術だった/肝斑・くすみ改善のレーザー)を
研修の先生の練習モデルで受けるため
ドキドキしながらベッドに横になる。
「バチバチバチっ!!!」
あれ、私の顔焼かれてる?と思うくらい
焦げ臭い匂いと、熱感、
顔の上で花火してるのかって思う大きな音。
そして、
なんだこれ。
衝撃受けながら、必死に痛みに耐えぬいた後
さっきまで痛がるわたしに寄り添ってくれていた
副師長から(思ったよりレーザー後顔真っ赤になってて焦りながらでた一言。)
「顔砂漠やん!」
今になったら保湿がどれだけ大切で美容の基礎か
よく理解しているけど
当時、全く詳しくなかった自分にとって
保湿が足りないことが、どういうことになるのか
身をもって体験できました。
割とストレートな言葉だったけど、
全く傷つかなかったのが
自分のケア不足と無知だったから
保湿が大事なんだ!って素直に受け入れられたのと
関西弁のおかげ。
(もちろん患者様にそんなことは言わない)
その後、保湿のほの字も知らなかった私が
この10年間で数えきれない程
「保湿しましょう」
と患者様に言うことになるとは
この時思いもしませんでした.
*美容クリニックは面接や事前の採用情報に
施術を体験することは伝えられています。
無事、職場ですっぴんデビューした日。
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