Michael Jacksonという光
私が尊敬し、個人的に勝手に師事している学者がいる。
それは鎌田東二先生と安冨歩先生だ。
このお二方のご著書や研究内容は、私の人生において必要不可欠で、その重要度は年を追う毎に増している。
2022年、今まさにこのお二人がこれまで言及されてきたことが可視化された時に来ているな、という思いがするのだ。
7月8日の安倍元首相銃撃事件
あの衝撃的な事件からこれまで、ずっと頭から離れないことがある。
それは、私も何かが少しでも違っていたら山上容疑者になっていたかもしれない、という思いである。
ただ、ひとつ異色だった点としては、私はMichael Jackson という人から限りない愛のメッセージを受け取っていたことに、最終的には気づけたということだ。
安冨先生の満洲に見る「システムの暴走」、日本社会に蔓延する生きづらさの原因を生んでいる「立場主義」、「魂の植民地化」、石井紘基さん暗殺の話
鎌田先生の『宗教と霊性』、あのオウム真理教の一連の事件発生直後に緊急出版され、その後『呪殺 魔境論』という形で、「呪い」と「祈り」について考察された重要な内容
事件以降、これらの内容が全て一本の糸で繋がったように感じた。
この事件は、単なるカルト宗教団体の引き起こした悲しい異常な事件で終わるものではない。
そもそも、旧統一教会という団体はどうして生まれたのか。
それ一つをとってみても、日本の満洲国建国と大いに関わっている。
何故日本はこんなにカルト宗教団体の温床になっていて政府がそれを容認しているのか。
そもそも日本自体が「立場主義人民共和国」というカルト国家である、という恐ろしい事実に目を向けなければならない。
安冨先生から教えていただいたのは、私の日本史を掘り下げていくという、歴史の見方だ。
中国や朝鮮半島の人々の日本人に対する「怨嗟」「恨(はん)」「呪い」
先の戦争で引き起こされた事は、決して終わった事として忘れてはならない。
現在進行形で存在するものなのだ、ということをリアルに感じずにはいられない。
では、それを解くことはできるのか?
これが私が今一番関心を持っていることだ。
そのヒントをくれるのが、まさにMichael Jacksonだと思っている。
何故なら、彼はアフリカンアメリカンという黒人の歴史の中に生まれ、チャイルドスターとして特異な環境に育ち、エホバの証人の宗教2世でもあるという生い立ちだからだ。
そんな彼が、「魔境」に陥らず愛と慈悲の「祈り」のパワーを最大限に発揮し、世界中にメッセージを伝播するという偉業を成し遂げた事に非常に興味があり、それが暗闇に差す一筋の光のように思える。
鎌田先生は、21世紀は「宗教が宗教から解放される時代」になっていくのではないか、と言われた。
私もそうあって欲しいと思う。
Michaelも確実にそうした方向を見据えていたと思うし、実感していたと思える。
今年はスリラー発売から40周年
最近は毎日Michaelの曲を聴きながら、思いを馳せる。
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