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息子のおもしろ話-3


 息子の面白いあきれる話、第三弾です。
修学旅行が終わって提出する、日記のような感想文のものです。写真が見にくくてすみません。
提出する前に、書いたものを見せてもらいました。

 きっと、書きたいことはあるし、楽しかった思い出もあるし、宿題を提出する気もあるのでしょう。学校オリジナルの原稿用紙1枚提出のところ裏面まで書いているので、やっつけ仕事ではないのは分かるのだけど、とにかく字が汚い、漢字を知らない、漢字を使う気がない、のが分かります。

 小学6年生の修学旅行は、京都・奈良に行きました。お決まりのコースを見学して、お決まりの木刀を買って帰ります。男子はなぜ買うのだ、買ってどうするのだ、木刀。木刀に関しては、凶器になってしまうので、買ってお店を出た途端、先生が待ち構えていて、帰りまで先生が預かっていたそうです。

さて、感想文の抜粋です。

「〜とくに奈良公園は、しかのフンをふみにきたようなものでした。かいだんや、ニ、三重とうなどにも、フンフンフンだらけで、だれかがふんだであろうあとや、かたまっているものなどあり、きっと3個はふんだと思われます。
あ、やばい、シカのフンだけでこんなに話すすめちゃった、うらへつづく〜」

と、鹿のフンについて熱く長く語り、

「〜母上からたのまれていた八ツ橋をこうにゅうしました。その時ドラゴン(りゅう)をこうにゅうしようと思ったけど、木刀を買うためせつやくせつやく。そして2500円のこっているから木刀かえると思いました。〜略〜
ってやっべ、しかのフンがほとんどで終ってしまった。では、終わりま〜す」

という締めくくり。
とりあえず楽しかった修学旅行の様子は伝わる。
汚い字も何とか読める。
内容については何も言うことはないが、もう少し漢字を使おうよ、正しく書こうよ、とは思う。
正しくない字、つまりはここにWordでも書き記せない。
そこで「字が汚いし、誤字脱字が多い」とだけ伝えてみた。

そしたらなんと、

「あとごじだつじだらけだから気を付けてください」

と、最後に一行書き加えていた。
え?先生が気をつけるのか?直さないのか?

先生もきっと「俺が気をつけるんかい」と内心突っ込んだろうな。

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