息子のおもしろ話-1
今回は、次男の面白い話。よく「ネタを記録しといた方がいい」とか、「自分の子じゃ大変だけど、よその子だと面白い」とか言われてきて、忘れてしまうのはもったいないので、ここに記録しておきます。
18歳までに2回、「〇〇についての本出したいですよ〜」と中3の時の塾の先生と、高校の時に通った予備校の先生の2人に半分冗談で言われ、「ネタは提供しますよ」とは言ったが、実は内心では(私が書きたいよ)と思っていた。
さて、小学校時代に戻り、4年生の4月の前半頃のこと。学校から帰ると、「何か袋ちょうだーい」と言うので、私はジップロックの袋を取り出してきて手渡した。そして、家のあちらこちらを行ったり来たりバタバタして、何かを探している。まぁ、しばらくは放っておこう。
探し物は終わったようだ。ふと見ると、ジップロックにメガネを入れている。サングラス、レンズの入っていないフレームだけのおもちゃのメガネ、多分縁日で買ったおもちゃのメガネ(目の絵が描かれていて小さな小さな穴が開いている)
よくこれだけのものが、家の中のどこにあるのか知っていたことに驚く。私にはどれもゴミと同然だったものばかり。
「これ、明日学校に持ってっていい?」と聞いてくる。
「いいけど、それ、どうすんの?」と聞くと、「先生が、明日、視力検査あるから、家にメガネある人は持ってきてください、だってー」と、嬉しそうに、家じゅうから集めたメガネをジップロックの袋に詰めている。
そう、我が家にその時点で、メガネを常時かけている人はいなかった。私はコンタクトだったし。
先生は、視力が悪くてメガネをかけている、メガネを作っている子は、明日忘れないで持ってきてね〜と言いたかったんでしょう。
私は大笑いしたあと、「それはね、目の悪い子がかけるメガネの事だよ、そんなんメガネ持ってってどうすんのー」と真実を教えてしまったので、学校で笑い者にはならなかった。
失敗を本人に気づかせて学ばせる、先回りしない、なんて子育て本に書かれているような事を思い出した。こういうことか。
視力検査の時間になり、クラスが一列に並び、先生が「メガネを持ってきてるお友達は、かけて準備してください」と言って、息子がジップロックからオモチャのメガネを取り出してかける。周りのみんなが、ツッコミを入れる。裸眼よりも見えなそう。きっと、新学期だし、メガネってあだ名になってたな。
次回は、先回りせずそのまま提出させてことについて書きます。