グランド・ファンク・レイルロード「戦争をやめよう」
いまこそ
『 戦争をやめよう (原題: E Pluribus Funk) 』1971年
グランド・ファンク・レイルロード
これもリアルタイムでなく
一旦、活動停止になる最後の「熱い激突」を買った後くらいに、中古盤で安く買ったもの。
ずっとグランド・ファンクから離れていて、「熱い激突」で、気持ちが向き、レコード屋で中古を見つけた感じ。
だから
オープニングの「フットストピン・ミュージック」は、既に4人体制の1975年のライブ盤で聴いて、お馴染みになっていた。
スタジオ盤なのに
最初、ベース、ドラムに、マークがギターでなくオルガンのトリオで始まり
途中で、オルガンからギターにチェンジしてのトリオで演奏。
オルガンとギターをダビングして同時に、ってのを、あえてやらないトリオ体制でのグランドファンクの姿勢に、まいるね、スタジオテイクなのに。
3人で、せーのって感じで演奏して録音するんだろな、てわかる。
さて
次の曲「戦争をやめよう」
「People, Let's Stop the War」
この時代はベトナム戦争へ向けてだろうね。
でも
今は
また
ウクライナで
ガザで
戦争はなくならない。
トランプが大統領になり
唯一の救いは
戦争が早めに終結しそうなこと。
ただし、ウクライナの領土で占領された地区はそのままロシアになりそうだが。
死ぬ人間が少なくなるのは唯一の救い。
が、イスラエルはさらにトランプの庇護のもと、さらに強気になるかも、
どちらにしろ
戦争はやめて欲しいよね。
さて
久しぶりに、このアルバム聴いたけど
楽器の定位としては
ドラム、ベース、バッキングギターは、基本、中央。
オーバーダブのギターやシンバル等を左右に散らしてるが
3人、基本、真ん中。
豪速球の体制だ。
なんなら、バットに当てられても、へし折ってやるって感じ。
だから、かなりの迫力。
特にメル・サッチャーのベースの存在感がものすごい。
そして
ラストの曲には、ドラマチックにオーケストラ入り。
やはり、楽しめるレコード。
ふと、気がついたら
グランドファンクのアルバム
ミュージックライフ誌のレコード評は、いつも星四つ。
いい評価なんだよね。
グランドファンクのデビューの1969年から1971年までの短い期間に、いかに良い作品を出しまくっていたか、だね。
まあ、私だけが思うのかもしれないが
デビューアルバムから、この「戦争をやめよう」まで、全部、素晴らしいし、楽しく聴ける。
うん
グランド・ファンク・レイルロード
大好きなんだな、私。