今朝のウォーキングミュージック ヤードバーズ1966年
今朝のウォーキングミュージック
ヤードバーズ 「ロジャー・ジ・エンジニア」1966年
私が小3くらいの発売なんで、リアルタイムでは全く知らない。
私がジェフ・ベックに夢中になった頃、高校生の頃の話
音楽誌「ミュージックライフ誌」に、クラプトン、ベック、ペイジの3大ギタリスト特集があり、ヤードバーズを聴きたいと思ったんだが
レコード屋で手に入るヤードバーズは、ネス湖の恐竜がジャケットのLPしかなく、それは今から思うと、ハーフオフィシャル盤みたいなもんで、中途半端な選曲でした。
聴きたい「ジェフのブギー」や「幻の10年」とかなく、取り寄せて貰ったのだが、やや期待ハズレだった。
そのミュージックライフ誌で解説してた竹田和夫さんは「ジェフのギタースタイルを知るなら【幻の10年】がいいだろうなんてあったが、そんなんレコード屋に聴いたら、あっさり「廃盤ですね」と。
ほんと、幻でした。
その頃
NHK-FMの関東の東京以外の支局は、土曜日の午後はそれぞれの番組を放送してて、特に水戸支局はユニークな特集組んだりして、ロックファンに人気あったと思う。
今のように、ネットもYouTubeもTSUTAYAもない時代、なかなか聴けない音源を放送してくれる有難い貴重な支局だった。
その水戸支局のヤードバーズ特集
これは嬉しかったなあ。
やっと「幻の10年」も聴けたし
ベック、ペイジのツインギター体制と言われた「ストロール・オン」とその前に録音された「トレイン・ケプト・ア・ローリン」の聴き比べも出来た。
クラプトン、ベック、ベック&ペイジ、ペイジ、とそれぞれの時代の音源をいろいろ流してくれた。
それから数年経ち
「ロジャー・ジ・エンジニア」が再発された。
やっと、ヤードバーズのレコードが普通に聴けると嬉しかったなあ。
「オーバー・アンダー・サイドウェイズ・ダウン」を聴き、
おっ、これはBBAのライブでの「ジェフのブギー」にフレーズあるな
とか後から聴いたからこそわかることもあったし。
オリジナルの「ジェフのブギー」のライブよりゆったりとした展開にニヤッとしたり
ハーモニックスが一音いいかげんじゃん、とかも後から聴いたから、思ったことだ。
だいたいが若きジェフ・ベックはまだまだ甘い演奏ながら、やはりこれは、てな味わいもあった。
今朝聴いたのに入ってないが、「幻の10年」「ストロール・オン」とかのジェフのギターは、今よりテクニック的ではないが、音の鳴らし方やフレーズのトリッキーさは他の誰のものでもない。
まさにジェフ・ベック!
ジェフ・ベックは
私にとって
あばたもエクボ的に
全てが大好き。
毎回の来日公演のたびに
「おっ、今がジェフ・ベック史上最高の全盛期かあ!」
と、びっくりさせてくれた。
何歳になっても進化する孤高のギタリスト
大好きだ。
進化はいつまで続くのか
と毎回びっくりしてた。
もう、そんな「びっくり」はないのか。
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