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本との対話:心を感じながら進める片付け術
みなさま、ごきげんよう。
さあ、今日から本の片付けに取り組みましょう。
衣服の片付けを終えた皆様にとって、本の片付けは簡単だと感じられる方が多いのではないでしょうか。
しかし、本の片付けはとにかく体力勝負!
重いのです、本は。
体の声を聞きながら、無理なく行うことを心がけてくださいね。
さあ、では始めましょう。
家の中のあなたの本を全て、一箇所に集めます。漫画もですよ。
そして1冊ずつ、触り自分の心に耳を傾けます。
何を感じますか。良い気分ですか。嫌な気持ちですか。
この時ポイントとなるのは、本を開かないこと。
うっかり読み耽ってしまい、あっという間に1時間経っていた、なんてことを防ぐためです。
本を触り、表紙を撫で、あなたにとってポジティブな感情を呼び起こすものを置く場所を作り、そこにまとめましょう。
そうでないものは手放すコーナーにまとめていきます。
ここでも、衣服の時と同じく迷うものコーナーを作ります。
自分の中ですんなり決められない本をそこにまとめておきましょう。
さあ、1冊1冊の全て本を触り、本の山がポジティブなコーナー、手放すコーナー、迷うコーナーの三つにしっかり分けられたところで、再度迷うコーナーに取り掛かります。
(くれぐれも休憩を忘れずに。
片付けは疲れてやるものではありません。
楽しんでやらないとする意味がないのです。)
迷うコーナーに振り分けた本を、手に取りあらためて自分の中にどんな感情があるのか、感じてみてください。
思考、大脳新皮質を使わないよう気をつけましょう。
あくまでフィーリング、感情を司る脳幹を使うことを意識してくださいね。
感情にはいろんな層があります。
バームクーヘンのように何層にも重なった感情を1枚1枚剥がしてみてください。
なぜその本を買ったのでしょうか。
最後に読んだのはいつだったでしょう。
そもそも読んでいなかったりしたら、なぜ今まで本を開かなかったのでしょう。
もしこの本を捨てたら、どう感じるでしょうか。
あなたがその本を買いたいと思った理由は、なんだったのでしょうか。
ビジョンボードで描いたあの暮らしに、この本を連れていきたいと思いますか。またはあの暮らしに行くために、この本があなたを助けてくれると思いますか。
苦い思い出、苦しい感情が押し寄せてくることもあるかもしれません。
そんな時は、その感情を十分に味わってしまうことです。
その感情もあなた自身のものだと、受け入れてあげましょう。
認めてあげましょう。
そうして、あらためてあなたの部屋に受け入れるのか、手放すのかを決定してください。
衣服の片付けの時にも、言いましたが、物を減らせたから、たくさん捨てられたから偉いたか、正しいわけではありません。
あなた自身が、自分の心と向き合い、考え、選択することにこそ意味があります。
悩んだ結果、全ての物を残すことに決めたのなら、それでもOKです。
残すものと捨てるもの。全ての本がどちらかに選別できたのなら、今度は収納していきます。
あ、言い忘れていましたが、捨てる際は1冊1冊の本に感謝の言葉をかけるのを忘れずに!
どんな本も、あなた自身を表現するために、あなたの部屋に来てくれたのです。
このご縁に感謝しましょう。
それでは今日の授業はここまで。
ごきげんよう。