ブルシットと言いたくなる論文を書くために必要な事

まず前提条件として、

【問題を解決するために、実験手法がある。必要な実験手法がなければ自らそれを開発する必要がある。
良い実験は、お金もかかるし時間もかかる。】

悪い実験から向け出す為のチェックポイント

オリジナリティはあるか。
新たな知見になるかどうか。
従来の仮説を無視しては、いないか。

研究者の命はオリジナリティであるが、それゆえ従来の仮説にボトムアップ的思考になってしまうと評価されない事が多い。オリジナルを尊重し、そこに自分のオリジナルを付け加える事が大切のようだ。

②流れ


自信の実験アイディアから距離を置く、強引に突き放す、そのうえでよそくしうる結果を並べ、それが従来の知見にないか珍味する。
従来の知見にありそうなら、実験条件を変える。
これを繰り返す。
この流れができるようになれば中堅研究者のレベルまで達するという事らしい。

②中堅までいったら気を付けるべき事


普通の実験の危険性はどの皮が高く売れるか、知っていて、実験を始める前から1つの結果だけを期待している。所望の結果が得られるよう実験条件を変えてしまう事がある。
このことにより、実験条件を変えるとこの現象が生じない事が発見されたが世に出る事はなかった。駆け出しの時は、ハイ・インパクトの論文がその後のキャリアを大きく左右する。そして悪魔にささやかれる。
他の研究者を潰してしまう可能性もあることも軽く免じておいてください

③良い実験をするには、


良い実験は、リソースや予算の制約から実行は難しい。まずは、コツコツと普通の実験を行う
お金と人材を確保して始めて良い実験に挑戦できる。
良い実験とは、結果によらず重大な知見をもたらす実験の事だ。と著者は述べている。
著者がSF小説好きであるので、「本書のキャッチコピーでもある「人間と機械の関係が変わる未来」を描きだすような作品を期待しています!」との事だ。
これは論文に限らず全ての創作物に言える気もする。果報は寝て待て
読者の方々、ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回読んだ書籍「脳の意識 機械の意識」渡辺 正峰 

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