Why Does It Always Rain on Me? ー『雨男』と『嵐女』ー
「まただ~。僕もとんだ『雨男』だな」
って感じるくらい、私はあらゆる場面でよく雨に降られる人生を送っていました。
それは、ママも一緒だったようで・・・。
今回は、珈琲次郎さんのこちらの企画に参加させていただきます。よろしくお願い致します🙇
冒頭の文言から私が『雨』を嫌がっているように感じた方もいらっしゃると思いますが、私自身は「まただ~❤️」みたいなイメージで『雨』に対してネガティブな感情を抱いたことはありません。
『雨あがりの匂い』だったり、『寝床で聴く外の雨音』が好きだったりしますし、
結果、「雨でよかったかも」な展開になることが多くあったので、私的には「天気の神様に好かれている」という認識です。
そんな私のママとの「雨でよかったかも」なエピソードを、時系列で3つご紹介させていただきます。
☆「はじまりはいつも雨」
ママと恋人になってから初めての『おうちデート』の日のこと。
彼女のおうちへ向かおうとウキウキ気分で外に出た私は、
「やっぱり~」
と、つぶやきました。
そう。
『初ディナー』等々、ママとの『初○○』はことごとく雨だったんですよね。
ママの最寄り駅に着くと、彼女が改札口の向こうから傘を持っていない方の手を振って、私を出迎えてくれました。
そして『おうち』に向かう道すがら。
通りかかった薬局の前にへたりこむ年配の男性の姿がありました。
「誰も助けないんかい!世知がれえなあ」
と、結構な人通りにもかかわらず男性に話し掛ける人が全然いないことに驚きつつ、私は彼のもとに走り寄りました。
近づいて確認すると男性は救急車を呼ぶほど重篤な状態ではなく、お話は普通に出来ました。
よくよく聞いてみると彼は最近奥様を亡くされたそうで、寂しさのあまり飲み歩いていて酔いつぶれ、自宅まであと徒歩3分のところでへたってしまったとのことでした。
そこで、私は彼に肩を貸して自宅まで送り届けました。
そのあとママのおうちに着くと、
「スゴいシチュエーションだったよね。なんか一般人なのに『ドッキリ』に引っ掛けられた気分だね」
と、笑い合いました。
この時ママは、「やっぱりパパは優しい人なんだ」と思っていたそうで、「雨でよかったかも」の結果となりました。
☆「嵐を呼ぶ女」
紆余曲折ありつつも、交際3年で婚約した私たち。
実際籍を入れるまでの間は、別居してもう少し『恋人気分』を味わおうと目論んでいた私でしたが、「これ」と決めた女性の行動は素早いですよね。
ある日、実家に戻っていた私のもとにやってきて、「近くに住むねえ」と不動産屋さんへと連れられ、あっという間に近所のアパートを契約して「嵐のように」帰っていきました。
そして引っ越し当日。なんと天気は暴風雨。
引っ越し業者のトラックに乗ったママが、『嵐』を呼びつけてやってきました。『雨男』の上をいく人がいました(笑)。
天候の影響で作業も時間がかかりましたが、なんとか引っ越しも無事完了。
「雨で大変だったけど、よかったね~」と2人で喜び合いました。
そして一段落したので、「じゃあ、戻るね」と私が玄関に行こうとすると、
「帰らなくてもいいんじゃない?寂しいから一緒に居てよ」とママから手を引かれました。
私も嬉しくて「そうするわ」となり、想定より早い同居生活が始まり、ほどなく入籍となりました。
やっぱり『善は急げ』ですね。
これも「雨でよかったかも」と思っています。
☆「白い恋人」
入籍から約半年後、私たちは結婚式を挙げました。
時期も2月で、2人とも『雨』と仲良しだったので、ある程度の天候不順は見越していた部分はありました。
しかしながら、『雨男』と『嵐女』のコラボはやはり想定を越えてきました。
式直前の式場での最終打ち合わせ時の天候は、なんと帰宅するのもなかなか大変だったほどの『大雪』でした。
私たち夫婦。「持っている」にも程があります(笑)。
しかしながら、式当日は快晴。
福島県と群馬県のゲストの方々が雪の影響で参加が叶わなくなってしまいましたが、式は無事終了。
式後の屋外での『ブーケトス』は、雪の残る中で行われたため「ロマンティック~💖」と好評でした。
参加出来なかった方々とも、その後直接お会いしてお礼が出来たので、
これも「雨でよかったかも」いや「雪でよかったかも」案件ですね。
その3年後には子宝にも恵まれ、夫婦共々いつの間にか『晴れ男』『晴れ女』へと変わっていったのでした。
私たち夫婦は、『雨』や『嵐』や『雪』にしあわせを運んでもらったのかもしれませんね。
こうやって振り返るのも、楽しかった~😊