少しでも「優しい世界」へ
「油断してた~。『ダンダダン』ずるいわあ😭アニメの可能性ってスゴいなあ」と感じました。
皆さんは、ドラマやアニメで「とっておきのお気に入り回」ってありますか?『神回』なんて言いますよね。
僕だと、アニメ『キングダム』の37話(王騎将軍のカッコいい死にざまに大号泣)と、ドラマ『アンナチュラル』の8話(脇役陣の好演が光りまくる神回。特に窪田正孝さんの最後の泣き笑いの秀逸な演技には涙腺大崩壊)等がそれにあたります。
そこに、今回Netflixで見た『ダンダダン』の7話が加わりました。
『ダンダダン』は、「オカルト」「ラブコメ」「バトル」「ギャグ」をぜ~んぶ鍋の中にぶちまけた『ごった煮』のような作品です。
こういうことをすると大概「キャパオーバー」で全体を制御することができなくなり、つまらない話になるのがオチなのですが、『ダンダダン』の作者・龍幸伸さんは「圧倒的な画力」と「抜群のバランス感覚と構成力」でそこら辺を完全クリアし、めちゃくちゃ面白い作品に仕上げています。
1話からなかなかの下ネタをぶち込んできて「このマンガはギャグマンガ寄りなんだな」と思わせておいてからの、唐突に7話で「超残酷でシリアスな回」を持ってくるんですよ。
この回の主役は『アクロバティックさらさら』。赤いロングワンピースと黒いサラサラの長髪が特徴的な怪異です。
とにかく見て欲しいので細かな説明は避けますが、この『怪異』が誕生するまでの経緯があまりにも残酷で切なく、胸が抉られます。
そして1個1個の描写が丁寧で、作者とアニメ制作会社(サイエンスSARU)や声優さんたちが一体となった「伝えたい想い」の波動がひしひしと心に響きました。
観賞後しばし茫然となった私は、同時にこんな感想を持ちました。
見ると『家族』や『生活保護』のことなど、たくさんのことを考えさせられる深いお話だと思います。
最後に、もう1つ見て欲しい動画を貼り付けます。
外国人の皆さんの観賞後のコメントが温かく「子や親を思う気持ちは万国共通なんだなあ」と感じるかと思います。
『ダンダダン』の7話(出来れば6話から)。是非是非、見てみてください。強く強くおすすめします。
少しでも「優しい世界」が広がりますように💜