疑惑の男
仕事も終わって、無事帰宅。
今日はママが「お友達とお出かけしたい」とのことで、私が入れ替わりで息子たちの世話に。
子育て中の『自由時間』は本当に大切だと思うから、彼女にはバッチリ楽しんできて欲しい。
食事も終わり、久しぶりに男3人で一緒にお風呂に入った。
すると急に長男が、
「パパ~。ママのお金が目当てで結婚したんだとしたら、こ○すからね」
などと言ってきた。
「えっ!あなたは何をおっしゃってるんでしょうか?」
息子よ。
君は一体、パパの何を見てそう判断し、そんな物騒なことを言ってきたのだ?
僕からは、そんなに『玉の輿感』が醸し出されているとでも言うのか?
あまりに君が断定風味でくるもんだから、まったく身に覚えがないのにめちゃくちゃ動揺してしまったではないか。
「いやいや、そんな訳なかろうがよ~😅」
「怪しいなあ。帰ってきたらママに言っちゃおうかなあ」
「なっ、何を言うってのさ~😅」
「どうしようかなあ」
たかだか7歳の子どもに、大の男がすっかり掻き乱されているではないか。
訳がわからない。
本当に訳がわからない。
パパのママへの純粋な愛を、君は何だと思っているんだ。
『お金目当て』な訳がなかろうがよ。
何度でも言おうじゃないか。
そんな訳、なかろうがよ!
ママが帰ってくるのは、10時半過ぎくらいだろう。
『子どもの寝かしつけ』までが、今日の僕の役割だな。
さあ僕は明日も仕事だし、そろそろ男3人で寝る準備をしようではないか。
僕はどうやら、『疑惑の男』のまま日付をまたぐことになりそうだ。
まったく。
なんて日だ!
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