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音楽が繋いでくれた縁

今回は、珈琲次郎さんのこちらの企画に参加させていただきます。よろしくお願いいたします🙇



ここNOTEでもたくさんの記事を書いているくらい、私は音楽が大好きです。


実は私がママとお付き合い出来るようになったのにも、音楽に随分と助けられているんですよ。


私とママは、同じ病院の医療事務(システム管理課)と助産師として16年前に出会いました。


婦人科外来での初対面時のお互いの印象は、


「なんだか懐かしくて初めて会った気がしないし、なにより可愛い」(私)


「イケメンじゃないしかなり太ってるけど、なんだか優しそう」(ママ)


でした。


それからは特に何もありませんでしたが、ママが病棟のノートパソコン担当になって頻繁にシステム管理課に顔を出すようになってから、結構お話するようになりました。


その際連絡先も教えてくれたママでしたが、奥手な私は電話をすることもなく、2人の仲が進展することはありませんでした。



そんなこんなで時は流れたある日。


駅から病院へ向かう道すがら、後ろから「ようかんさ~ん」と呼ぶ声がしました。


声の主はママでした。


病院まで2人で話しながらママから聞いた話では、ステップアップのために間もなく病院を辞め、助産院に転職するとのことでした。


その場は「そうなんですね~」で終わりましたが、家へ帰ると胸のザワザワが止まりません。


「あの人と会えなくなるのは寂しいなあ」


そう気付いた私は、やはり電話はかけられませんでしたが(笑)、私の唯一の武器の音楽でアピールしようと考え、徹夜で好きな曲を集めた『ようかんオリジナルCD』を制作しました。


翌日。


これもシャイな私が何でこんなことが出来たのかと今になってから恥ずかしいですが、そのCDを持って産婦人科病棟へと乗り込みました。


「K(ママの旧姓)さんはいらっしゃいますか?」


病棟のスタッフから「ヒューヒュー」言われながら出てきたママに、


「これ、徹夜で作りましたので聴いてみてください!」


と真っ赤な顔でCDを渡した私。


「随分大胆なことしちゃったなあ」


とは思いましたが、後悔はありませんでした。



翌日。


病院の手前の信号を渡ろうとすると、道路の向こうでママが私に手を振っているのがわかりました。


信号を渡るとママから「昨日のCD聴きましたよ。よかった~」との言葉とともに手紙を渡されました。


帰ってからその中身を見ると、


「今度お食事でも行きましょう。連絡待ってま~す」


と、書いてありました。


私は小躍りしてすぐにママに連絡。私たちの『初デート』が決まったのでした。



その後ママに聞いた話だと、この時のCDがスゴく気に入って、


「こんな音楽が好きな人はどんな人なんだろう?」


と元々好印象だった私に、より興味を持ったということでした。


ホント、勇気はふり絞ってみるもんですよね。


一昨日の私の誕生日。


子供たちが寝静まったあとに夫婦2人でケーキとワインで祝杯をあげた際に、ママがユーチューブをつけて流したのは、私が渡したCDの中のこの曲でした。


ママと結婚出来てよかった~。


『音楽が繋いでくれた縁』に感謝です♥️

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