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174カ国から15万人が来場するパリの巨大カンファレンスVIVATECHで探る、イノベーションの未来【VIVATECH2024レポート vol.1】

こんにちは、株式会社天地人広報担当の蓙谷(ござたに)です! 衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXAベンチャー天地人は、この度JETROさまに選出いただき、パリで開催中の世界最大級のテックイベント「VIVA TECHNOLOGY 2024」での出展の機会をいただきました。

世界中から15万人以上も来場者が訪れる巨大カンファレンスであるVIVATECH。フランス政府からのバックアップも大きな、国をあげた肝入りのイベントです。世界中から、どんなにワクワクするようなテクノロジーが集結するのでしょうか? 現地での発見を、テーマごとにレポートしていきます🇫🇷

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2024年の「特別招待国」は日本🇯🇵 会場でも大注目の、日本を代表する60社が集結

VIVATECH2024では、日本は“Country of the Year”として「Japanパビリオン」という大きなスペースが用意されました。その中で、日本のスタートアップが60社もブースを出展しています。

“Country of the Year”とは、毎年1か国が選定されるもので、通常の出展よりも多くのアピールポイントを主催者から用意いただけるという、大変ありがたい制度です。

参考:JETROプレスリリース

Japanパビリオンでのピッチは、ご覧のような注目度の高さ! メディアさんもぎっしりで、大きなカメラが何台も入っていました。

当初の予定では30社だったところを60社に増やしていただいたこともあり、大所帯で注目を集めているみたいです。来場者もあちこちで「日本ってクールだよね」と話していて、ここまで理想的な環境で出展できる有り難みをひしひしと感じています。JETROさんには本当に感謝感謝です!

大盛況の天地人ブース。グローバルメンバー大集結🌍

さて、そんな大注目のJapanパビリオンの中、天地人ブースがどんな様子かというと……。

このように、9時の開場から18時の閉会まで、本当にひっきりなしに沢山の方に立ち寄っていただけました😲

今年のVIVATECH2024ではAI関連のスタートアップが特に注目を集めていることもあり、衛星データ×AIに取り組む天地人にとっては、かなり追い風が吹いている雰囲気です🙌

海外進出にも力を入れている天地人。VIVATECH2024には6名ものメンバーが参加しています! 本番までは、ちょっと多すぎかも? なんて思っていましたが、当日の盛況具合を見たら、まさかの6名でも足りない場面がちらほら。こんなに注目いただけるとは、有難い限りです。

ちなみに上の写真は、左から3名がフランス在住、右ふたりはフランス育ちのフランス語ネイティブスピーカー。狙って採用しているわけではないのに、なぜ天地人にはフレンチスピーカーが集まるのでしょうか🤔 ふしぎ。

右から二番目の代表の櫻庭(さくらば)は、はるばるマレーシアからフランスまで駆けつけてくれました! 超多忙な身なのに、朝は誰よりも早くブースに来てくれて、こちらも背筋がのびる思いでした。

天地人ブースの中でも際立っていたのが、豊田市さまとご一緒した実証実験が受賞した「Digi田甲子園2023 内閣総理大臣賞」パネル。Digi田甲子園事務局さまから「是非フランスの展示で使ってください!」と背中を押していただいて準備したもので、想像以上に大活躍してくれました。日本からパリまで無事に運ぶのは骨が折れましたが、その甲斐が充分にあった✨

ちなみに、この豊田市さまとのお取り組みは、今週バリ島で開催された世界水フォーラムでの登壇にも繋がっています。多方面から引き立てていただき、本当に感謝しきれないです……!

そして、Day1のハイライトはルクセンブルグの皇太子陛下の訪問🇱🇺 Japanパビリオンの中で訪問する6つのブースのひとつとして、光栄にも事業紹介の機会をいただきました。ルクセンブルグは国家として宇宙開発に注力していることもあり、天地人の事業にご関心を持っていただけたようです。

体験型の展示が人を集める。コンテンツ数はAIが圧倒

もちろん、見どころはJapanパビリオンだけにとどまりません👀 巨大な会場の中でも目立っていたブースをご紹介します。

一番人が集まっていたのは、フランスを代表する大企業LVMHのブース。傘下企業が集結して多様な取り組みを紹介しています。「アパレルとテクノロジー」は、少し遠いようなイメージがありましたが、LVMHはスタートアップへの投資にも注力しており、デジタルな顧客体験をかなり重視していることが伝わってきます。

特に目を惹かれたのが、傘下であるRIMOWAの展示。Aura Blockchainのデジタルプロダクトパスポート(DPP)という技術とのコラボレーションで、スーツケースのトレーサビリティをデジタルアイデンティティとして提供しています。AIが急速に発展し、「信頼」がますます重要になっていく中、モノが辿ってきた歴史を可視化する技術は、まさに2024年を象徴しているように感じますね。

同じくRIMOWAブースには、Apple Vision Proを使った没入型eコマース体験も。「超リアルな質感とレスポンシブネスによって、RIMOWAのクラフトマンシップを触って、操作して、感じることができる」とのこと。大人気で枠が埋まっており、残念ながら私は体験できなかったのですが……😭 ヘッドセットを装着した人たちが指で質感を捉えようとしている様子は、まさに「未来」そのもので、ワクワク。

© Groupe La Poste
https://www.presse-citron.net/vivatech-2024-4-jours-sous-le-signe-de-linnovation-avec-le-groupe-la-poste/

もうひとつ目立っていたのは、フランス郵政公社「La Poste」のブース。3ヶ月後に開催が迫るパリオリンピックとのコラボレーションで「郵便屋さんのレース体験」というミニゲームが人気でした。

先ほどのRIMOWAの展示にも通じますが、やはり大きな展示会では、体験できるもの、触れるものの集客が強いですね!  天地人でも何か、足を止めてもらうきっかけになるような、触れる展示を考えてみたいなぁ〜と、楽しい想像が膨らみました。

一方で、イベント全体を俯瞰してみると、やはり圧倒的に多いのは、AI関連のコンテンツやブースの数。前回のVIVATECHにも参加していた天地人メンバーいわく「AI関連は前回の20倍くらい増えてる印象」とのこと! 天地人にとっても、AIアルゴリズムはプロダクトのコアのひとつで、かなり注力している技術です。

ということで! Day2は、AI関連のブースをまとめてご紹介したいと思います。フランスのAI専門メディアお墨付きの最先端スタートアップにも詳しく話を聞きますので、ぜひチェックしてください👀

🇫🇷 🚀 🇯🇵 🚰 🧑‍🌾 🇫🇷 🚀 🇯🇵 🚰 🧑‍🌾 🇫🇷

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