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正しく使えますか?誤りがちな日本語表現 vol.1「間が持たない」
【意味】
時間をもてあましたり、話しにくい相手と話題につまったりして、どうしたらよいかわからないことを「間が持てない」と言う。
「会議が始まるまでまだたっぷり時間があって間が持てない」「会話が途切れて間が持てない」などのように使う。
【ワンポイント豆知識】
「間」という言葉にはさまざまな語意があり、「ひと続きの時間」という意味もあります。
上記の例でいえば、「空き時間ができてしまって“間”が途切れてしまう
(=間が持てない)」となるわけです。
ただ、「持つ」には「持ちこたえる、その状態が保たれる」という意味もあるため、「一続きの時間が続かない=間が持たない(保たない)」と考える人が増えています。
実際、文化庁が発表した2010年実施の「国語に関する世論調査」によれば、60パーセント以上の人が「間が持たない」を正しい言い方ととらえています。
【間が持たない】は、正しい言い方ではないんです!?〝それ、実は知ってるつもりかも!"正解は「間が持【て】ない」でした!"
【間が持てない:まがもてない】
1.時間をもてあましてどうしたらよいかわからない。
「待ち時間が長すぎて―◦ない」
2.途切れがちの会話などを、うまくつなぐことができない。
「無口な相手で―◦ない」
〔補説〕文化庁が発表した平成22年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「間が持てない」を使う人が29.3パーセント、本来の言い方ではない「間が持たない」を使う人が61.3パーセントという逆転した結果が出ている。
日本語って難しいですね、些細な言葉一つでも多く意味が変わったりしま
すし普段何気なく感覚で使用している単語でももしかしたら誤用していたりします。
「持たない」「持てない」はわずか一文字違いですがそれなりの違いがあります。
意味が伝わればコミュニケー心は一応成立しますが、微妙な差異があり誤解
を生む元にもなりますので要注意ですね!
まずは不明点があったら調べてみることです、今や辞書がなくてもネットで広く深く追求できますので・・・。