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人生二周目、還暦からの学び直し!VOL.15「サラリーマン川柳5」
2016年度 第1位:ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?(なおまる御前)
第2位:落ちたのは 女子力、体力、 保育園(働くママ)
第3位:使途不明 共働きの 妻の金(借金背負った金次郎)
今回の応募総数は5万5067句。全国優秀100選が発表され、それらの作品
を対象に、約11万4000人が投票した結果が発表された。
性の社会進出の進展や記念企画「20代限定(U-29)サラ川」の開催など
により、女性や20代からの応募が大幅に増加しているという。今回、
第1位に選ばれた句もサラ川誕生の年に生まれた女性によるもの。
また、「働き方改革」の流れを受け、「ノー残業」「共働き」をキー
ワードに使った作品も入選しているほか、流行語をうまく用いて
「世代間のギャップ」を表現した句が人気を集めたとしている。
時代背景としては、プレフラ”や“テレワーク(在宅勤務)”などの働き方改革に関する句も多数入選!働き方改革により職場の生産性向上を目指すはずが、「テレワークすると家で邪魔者扱いされる」などサラリーマンの苦労は絶えないようです。
身近な話題、「そういえばそんな時があったな」という親近感の中に痛烈な皮肉いたり川柳は楽しいですね、短い言葉に込める想い・・・。
2015年度 第1位:退職金 もらった瞬間 妻ドローン(元自衛官)
第2位:じいちゃんが 建てても孫は ばあちゃんち(川享)
第3位:キミだけは オレのものだよ マイナンバー(マイナ)
30 回目の節目の年である今年は、第10回(1996年)以来20年ぶりに応募数5万句を突破する55,067句(前年 39,551 句)が寄せられ、累計応募数は110万句を突破しました。
特に、2016年は女性や20代以下の若年層からの応募が大きく増加しました。
女性の社会進出にともない、職場での悲 哀を詠う句への共感が女性にも広がってきていること、SNSの普及や若者を中心としたラップ人気などで、短文や一 定のリズムでする文化が浸透しつつあることも要因ではないでしょうか?
昨今 のサラリーマンの働き方の変化を描いた句が目立ち、「ノー 残業」「効率化」といったワードを切り口に、日々頑張るサラ リーマンの悲哀を表現したものが入選。いよいよ女性の社会進出も川柳となって読まれて来たのは喜ばしいことです。
応募総数で女性の比率が上がって来たのは、それだけ働く女性が増えったってこと。
男性が外で働き女性が家庭を守るべく自宅・・・なんてもうそんな時代じゃないですよね。
それでも時間は経過して、更に新しいフェーズを迎えようとしています。
全然良くありませんが可能性が広がってくる可能性は受け入れたいものです・・・。