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ハラスメントについて考えるvol.11「不機嫌・カラオケ・ブラッド」

機嫌ハラスメントとは、自分が不機嫌であることを口調や態度に出し、相手に不快感や威圧感を与える行為です。

モラルハラスメントの一種で、「サイレント(無言)モラハラ」とも呼ばれています。

具体例としては、上司が部下に不機嫌な態度で接することで心理的圧迫感・威圧感を与え、無理難題を引き受けるように仕向けたり、隣の席の同僚に毎日きつい態度で接して相手に精神的苦痛を与えたりすることなどが挙げられます。

不機嫌ハラスメントの特徴は、直接的な暴言や攻撃などではなく、雰囲気で相手に不快感を与える点です。

そのため、被害が表面化しにくいという難点があります。

カラオケハラスメントは、カラオケで歌うことを強要するハラスメント。

カラオケでは誰が何を歌うのか、苦手で歌わないのかなどは自由です。

それにも関わらず、上司が部下にカラオケを歌うよう指示し、拒否されてもなお無理矢理歌わせようとする行為はハラスメントに該当します。

また、デュエットや一緒に踊って盛り上がることの強要や、歌い終わった相手に対して「下手だった」「オンチだね」などと貶すこともカラオケハラスメントです。

ブラッドハラスメントとは、A型、B型、O型、AB型の4つの血液型で人の性格を判断し、差別的な言動をする行為を指します。

たとえば、「A型の人って神経質だよね」「B型の人とは合わないから嫌だ」など、血液型で人を判断し、ネガティブなことを言い相手を傷つける行為が該当します。

上司が「うちの課は真面目な人がほしいからA型以外の人はいらない」などといい、特定の血液型を排除する行為などもブラッドハラスメントです。

なんでもハラスメントになる可能性はあります、何をどう気を付けてもお相手が嫌だ、不快だとなれば立派なハラスメントになってしまいます。

だからって何も言えずひたすら静かにして過ごすのも違うと思います。

言葉を選んだりTPOに応じた臨機応変な対応が必要な時代なのです。

今後はハラスメントにはならないけど相手に正確に伝えるコミュニケーション方法が求められる時代になりますので自分も進化するようにしましょう!

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