見出し画像

人類の知恵に学ぼう 仏教界から十二神将【後編】(珊底羅)(因陀羅)(波夷羅)(摩虎羅)(真達羅)(招杜羅)(毘羯羅)

【珊底羅(さんちら)大将】方角:南
戟(げき)と呼ばれる中国の古い武器を持っていますが、戦いの合図を鳴らす法螺貝を持っていることもあります。ご利益は、全ての人々の病気や苦しみを取り除き、安楽を与えるとされています。

【因達羅(いんだら)大将】方角:南東やや南
珊底羅大将と同じく戟を持っています。ご利益は、貧窮多苦人々も含め、全ての衆生の身体上の障害をなくすこととされています。

【波夷羅(はいら)大将】方角:南東やや東
短剣や弓矢を手に持っていることが多くあります。ご利益は「規律厳守」、
全ての人々を日々精進させて善行を促すとされています。

【摩虎羅(まこら)大将】方角:北東やや東
武器に斧を持っています。ご利益は、全ての人々を大乗仏教の正しい教えに
導くとされ、悟りを開くことを助けると言われています。

【真達羅(しんだら)大将】方角:北東やや東
唯一、武器を手にしていないのが真達羅大将です。ご利益は、人々の願いを
叶え、必要なものを手に入れられるよう無尽の施しをすることとされています。

【招杜羅(しょうとら)大将】方角:北東やや北
太刀を手に持っています。人々の善行を助け、悟りの境地に導くというご利益があると言われています。

【毘羯羅(びから)大将】方角:北
三鈷杵(さんこしょ)と呼ばれる古い武器を持っています。両端が三股に分かれたもので、現在は密教の法具とされています。ご利益は、衆生の善行を助けて苦悩を解くとされています。

「(社)和のすてき」ARIGATOより」


十二神将(じゅうにしんしょう) は、薬師如来(やくしにょらい)という仏が従える、12人の武装した守護神、いわばガードマン集団。 

誰が考え出して創り出した仏か分かりませんが、日本では奈良・新薬師寺の等身大の十二神将像が、奈良時代(8世紀)に作られた最古の作であるとともに造形的にも優れたものとして名高く、以降も数多く制作されている、との事です誕生と拡散の経緯はなぞでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?