「量をこなす前に質を求めてはいけない」という気づき
今年やってよかったこと Advent Calendar 2024
1つのことを始めたときに、執拗に質にこだわり量をこなさない人は結構います。
完璧を求めすぎて「もっと上手く、もっと良く」と思いすぎて、かえって前に進めなくなることってありますよね。
しかし、数をこなさないと、「上手」や「良い」という抽象的な基準は、自分でも何が良いのか分からないものです。
企画書を例に考えてみると、若い時に書いた企画書は自分では良く書けたと思っていても、歳をとってから見直すと酷いものだなと反省する材料になったりします。
質の高さを追い求める前に、まずは思い切って経験を積んでみましょう!
そうする事で、以下の様な経験が得られるはずです。
基礎力の向上:多くの経験を積むことで、基本的なスキルや作業の流れに慣れることができ、自然と質が高まっていきます。スポーツでも勉強でも「反復練習が上達の鍵」なのと同じです。
失敗から学ぶ:多くの量をこなすことで、失敗する機会も増えますが、失敗から学ぶことで「次はこうすればいい」という改善点が見つかりやすくなります。これは、計画を立てて一発で完璧を目指すよりも効果的です。
自然と質が上がるプロセス:量をこなすうちに、効率やコツがつかめてくるため、質を意識しなくても「自然と」質が向上していくことが多いです。これによって無理なく質も高められます。
実力を正しく評価できる:多くの試行や実践を積むことで、初めて自分の実力や改善点を客観的に評価できるようになります。これができないうちに「質を求める」と、かえって空回りしがちです。
まったく質を考えないわけではなく、「質の意識は持ちつつ、まずは量を優先する」というバランスが重要です。
大量の経験を積んでいるうちに、質の向上が自分の中で必然的に起こり、循環が生まれます。
「量をこなさないうちは質を追い求めすぎない」ことが、成長の近道です。
経験不足の人ほど「量をこなす前に質を求めようとする」のはなぜか?