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勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬 - 簡易書籍レビュー
書籍タイトル:
勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬
著者:
海外塾講師ヒラ
ジャンル:
ビジネススキル
出版年:
2023/8/26
フォレスト出版
要約:
前半は、「勉強への密着」と「モチベーション」について、後半は「心理学」と「少し変わった人達の勉強法」を書いている書籍。
振れ幅の法則でモチベーションの維持を解いている。
最初から勉強する気がある人向け。
量を増やすことが重要と言う考えから、勉強に触れる時間「密着」を増やすべきとしている。
ポジティブに熱中するようなことは書かれていないため、タイトルや表紙が完全な釣り。
YouTuber本なので注意。
良かった点:
後半の心理学的アプローチは現代の勉強法で良く解説されるもので有益。
最後の方の変わった勉強法も、勉強本でよく紹介されるものなので効果的。
前半より、後書き数ページの方が理論的。
良く無い点:
振れ幅の法則でモチベーションの維持を解いているが、これでは間違いなく継続しない。
この本の内容でタイトルや表紙のようにはならない。
前半は振れ幅の法則によるお気持ち論、後半は勉強本で見かける手法なので目新しい内容は特にない。
書籍の全体構成が良くない。
おすすめ読者:
最初から勉強する気のある人。勉強本を読んだことがない人。
総評:
最初から勉強する気満々の人向けなのであまりお勧めできない。
前半多くの部分を振れ幅の法則でモチベーションの維持を書いているが、これでタイトルのように熱中できるわけが無い。
後半の心理学的な考え方や、巻末のやばい勉強法7選はニュアンスが違っても同じようなことを他の勉強系書籍でも書いてあるのでタメになる手法。
ポジティブ
録音
ツッコミ
オタク
ゴロゴロ
撮影
書き殴り
引用フレーズ:
効果が高い勉強法はアクティブラーニングの要素を含むとされています。
あくまで個人的な感想:
前半部分の、振れ幅の法則でモチベーションの維持を書いているのが、非常に冗長に感じました。
モチベーションコントロールは実際には存在しない概念で、お気持ち論的なのでここは参考にはなりません。
それ以降の密着を増やす考えは、量を増やすことが重要という考えから、達成経験を増やしてハマることを促していますが、ここはステップバイステップの記載が必要で、最初から勉強する気のある人向けなので少し具体性に欠けています。
昨今、YouTube配信している人が書籍を出版していますが、ほとんど昔のハズレ勉強本の内容に近いです。
加えて書籍サイトで絶賛している人は、著者のファンであることが多いです。
多くの書籍を読んで感じたのが、YouTuberなど本名で出版していない人の書籍は構成が悪いです。2000年代の勉強本のような良くない書籍構成で見辛いものが多いので注意した方がいいと思いました。