読んだら忘れない読書術
本を読んだ後、良い内容だったけど具体的には思い出せないといった経験は結構あると思います。
基本的に、人間は忘れるようにできています。
速読術の嘘という記事でも、読書スピードによって記憶の定着が違うという事が話されていました。
「読んだら忘れない読書術」という本を踏襲すると、比較的学習効率が変わってくるためオススメしたい書籍です。
思い出せないのは知識として吸収できてないということで、せっかく時間を費やして呼んだのに無駄になってしまっているというのはもったいないでしょう。
この書籍から学んだ効率的な読書の仕方について説明していきます。
理論と実践方法
効率的な読書の仕方について説明していきます。
それは読書をした7日から10日以内に3,4回内容をアウトプットするという方法です。
人間の脳には普段から大量の情報が入ってくるためそもそも忘れるように作られています。
そんな中記憶として定着するのは何度も利用される情報です。
人間の記憶は海馬という部分に1,2週間仮保存されます。
この仮保存中に何度もアウトプットにより引き出された情報をこれは重要な情報なんだと脳が判断し、記憶が側頭葉に移動され忘れない記憶となって長期保存することができます。
また内容について一週間で3回以上アウトプットすると記憶に残ります。
なぜ一週間に3回以上かと言えば、これは人間の脳の仕組みです。
一週間に3回ぐらい復習するとこれは非常に重要な記憶ですよということで、重要な事を脳の忘れないような部分に移していくという機能があります。
中学高校と英単語を記憶したと思うんですけど、だいたい1日目を暗記して次の日にまた確認して次の人に確認して1週間ぐらいして今回確認したことは比較的ずっと覚えていますよね。
ですからどうしても記憶にとどめたいことがあれば一週間に3回復習すればいいです。
1回読んだきりでハイ終わりで全部覚えられたら脳が大変なことになりますから、1/1の事っていうのはどんどん忘れるように作られてきますので、
選んだものをアウトプットする、できれば週3回やるとほとんど忘れなくなります。
つまりアウトプットすることが記憶力を高める一番の方法なのでアウトプットする方法、たとえば「本にマーカーを引く」「メモを書く」「SNSに載せる」「職場の人に話す」など何でも構いません。
私自身ブログで1つの記事を書く際に、荒書き、下書き、清書と1週間の中で3回に分けて書いて実践しています。
人は理解できないことをアウトプットすることはできません。
大切なことは本の内容を説明できるか議論ができるかという部分であり、本を読みながらどうやったら説明できるだろうと考えながら読むことも大切です。
実際に学んだことのアウトプットを実践した時の方が自分の記憶として定着していると感じています。
また心が動いた出来事は記憶に残りやすいです。
これは喜怒哀楽に伴って記憶力を増強するドーパミンアドレナリンなどの脳内物質が分泌されるからです。