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『リコリスリコイル』-めっちゃ作画良い女の子とガンアクション-(レビュー)
こんにちはー!
実は先日『リコリスリコイル』というアニメを観まして。前に流行ったアニメを今更追いかけすぎだろって話なんですけど。
今日はその感想でも書こうかなと思います。
女の子×ガンアクション=正義
観てまず思ったのが、
作画良すぎな。
めっちゃ作画いいし、主役の二人の女の子もとても可愛らしいです。千束が天真爛漫だけど才能の塊でくそ強い、たきながクールな真面目後輩キャラ、というバランスがまたいいんですよね。
そんな可愛い二人が銃をバンバン撃ちまくります。かっこよくて可愛くてエモい。私『プリンセスプリンシパル』というアニメも好きなんですけど、似たものを感じましたね。
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悪役がキャラ立ってる
このアニメで最後までなかなかに活躍する悪役。それがこの真島という男です。
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作中の行動はテロリスト中のテロリストなのですが、殺し合わないと決めた時間中は千束とくだけて話したり、変なところで仁義を通すような行動をしたり、自分なりの軸を持っています。
その悪役なのになんか憎めない感じ、もし二期があったらダークヒーローとして出てくるんじゃないかみたいなキャラの立ち方でした。
ところでただのテロリストなのに千束とちょっと優しい感じのやり取りしただけでサジェストに「いいやつ」って出てくるの、ヤンキーがちょっといいことしただけで褒められるのと同じ理論じゃん。
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千束の演技がクセになる
画像のとおり、真島を演じているのは松岡禎丞さんなんで安心安定の演技力なのですが、今回特に新鮮だったのは千束の演技。
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こう、話し方が独特というか、いい意味で耳につくというか。
なかなかこういう飛んだ演技って挑戦だと思うので、そこをちゃんとマッチさせて個性として昇華させてるのはすごいなと思いました。
実は安済知佳さんのことこのアニメで初めて知りました。調べたら思ったより前から活動してました。絶妙に私が観てないアニメで主要キャラの声優をされているみたいで。
重いけど暗過ぎないストーリー
リコリスリコイルは最後まで観ると予想していたよりも結構重いストーリーだなと思いました。
主役の二人だけでなく、たくさんの年頃の女の子が女子高生を扮して活動しているので、途中モブみたいな勢いでたくさんの女の子が殺されるんですよ。まあ真島側のテロリストもたくさん死んでいるのでお互い様ではあるのですが。とにかく結構血が多いストーリー。
途中の展開も結構ヒヤヒヤ。たくさんの困難が二人を襲います。
最後も完全に平和な状態で終わったわけではなく、なんなら世情的には少しモヤモヤを残す状態で終わります。
ただ、そんな重たい話が続く中でも、千束はいつでも天真爛漫でいつもの調子。たきなや真島も裏切らないキャラで突き進み続けます。
それがなんかこう、ストーリーに明るさをもたらしているというか、観ていてあまり暗い気持ちにはならないんですよね。たきなの「心臓が逃げる!」には、全く笑うシーンではないのに思わず手を叩いて「たきなはそうでなくちゃね!」と爆笑してしまいました。
まさかの親子の物語
見始めたばかりの頃には予想だにしていませんでしたが、リコリスリコイルは最後まで観ると親子の物語でもありました。
千束をずっと側で見守るミカ、千束が才能を見出し活躍することを期待しているシンジ。この3人の関係性はまるで、ずっと一緒にいるうちに子供の活躍より幸せを願うようになった母親と、意固地で子供の生きるレールを完全に決めてしまっている父親と、その二人の間で揺れながら育っていく娘のよう。
しかもこのミカとシンジが本当にパートナー同士なのがまたリアル。百合ものかと思ったら薔薇だったとは。
個人的には最後は父親であるシンジが娘である千束に心動かされて最後に父親らしいことをする、みたいなのがあればなあと思っていましたが、シンジは最後までシンジでしたね。最後のミカとシンジのシーンはとても切ないものになりました。
まとめ
たまにツッコミどころもあるものの、総じて見ると面白いアニメでした。なにより作画が良いしね。
最近リコリスリコイルは「新作アニメーション」の制作が決定したようですし、気になる方は今のうちにリコリスリコイルを観ておくことをおすすめしますよ。
では!