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文化施設の訪問記録【2023年】


〔金陵の郷〕

会期  : 常設展示のみ
会場  : 金陵の郷
訪問日 : 2023/1/27
備考  : なし
一言  : こんぴら表参道に入ってすぐ見える『金陵の郷』。
 お酒の販売だけでなく、お酒に関する製造法や歴史を学べる『酒の歴史館文化館』も併設されています。
 昔の酒造の技法が道具の展示とともに説明されているんですが、昔のやり方が四行くらい書かれた後に「現代では、~で機械化されている」ような今のやり方が一行だけあって、その字数の差に技術の進歩を強く感じました


〔川端康成-没後50年展〕

会期  : 2022/12/20~2023/1/29
会場  : 菊池寛記念館
訪問日 : 2023/1/28
備考  : なし
一言  : 道中、中央公園内に立つ銅像を発見。文学者で銅像になっているのは珍しいのでは?他に誰かいましたかね?

 入館すると、まずは菊池寛さんの生涯が簡単に分かる映像を見せていただけます。
 常設展は一つの部屋をコの字型の部屋が囲う形となっており、より詳しい生涯や功績と作品が続きます。
 印象的だったのが、銅像が建てられたときの吉川英治さんの書かれた記事。実物と比べてハンサム(意訳)みたいなことが婉曲的に書いてあったり…。息子・娘さまの父親像についての会話なども面白かったです。
 上記展示の後、歴代の芥川・直木賞受賞者の紹介がずらりと並びます。
 現代に近づいてくると、賞作家のサイン本が展示されており、見ごたえがありました。
 コレクション展は『川端康成-没後50年展』です。非常に小規模なものでしたが、違う場所で開かれた過去の展示会の図録※(分厚くて大きい上にカラーが多い)が置かれていまして、これがとても良かったです。
※『知識も理屈もなく、私はただ見てゐる 川端康成・東山魁夷コレクション展』ならびに『文豪が愛した美の世界 ―川端康成コレクション展』


〔香川県立ミュージアム〕

竪穴住居に入れる

会期  : 常設展示のみ
会場  : 香川県立ミュージアム
訪問日 : 2023/1/28
備考  : なし
一言  : こちらのミュージアムでは、香川の歴史から県出身の著名な人物についてを学ぶことができます。
 人感センサーで解説動画や演出が流れるなど、楽しい仕掛けが多かったです。
 香川県は「(第一次)香川県→名東県→愛媛県→(第二次)香川県→愛媛県→(第三次)香川県(現在)」とかなり悶着あったようで、「全国で最後の置県」という結びが、より当時の混乱した世情を感じさせますね。


〔没後50年川端康成展 愛を乞う魂〕

良く撮れたと思う

会期  : 2022/12/24~2023/2/27
会場  : 高志の国文学館
訪問日 : 2023/2/23
備考  : なし
一言  : バスを待つのが面倒で富山駅から歩きました。
 とても綺麗な施設でした。常設展では万葉集から漫画の紹介(藤子・F・不二雄先生など著名な漫画家の出身県のため)までされており、他の文学館とはまた違った雰囲気がありました。
 企画展は「没後50年川端康成展 愛を乞う魂」です。
 まず、展示の見所を映像で教えてくれます。作品と主要な出来事(死別、関係のある作家など)に分けられて展示されていました。所要時間は二時間程度です。
 小さい文字の展示物は手前にあったり、見ている人の影が展示物にかかって見えにくくならないように小さいライトが展示物を照らしていたり、細やかなところがよく配慮された展示でした。


〔『足迹(あしあと)』―書き尽くされた妻の生涯〕

会期  : 2022/11/12~2023/3/12
会場  : 徳田秋聲記念館
訪問日 : 2023/2/24
備考  : なし
一言  : もう何度目になるのか分かりませんが、やはり何度来ても良いところです。
 和紙人形シアター最高です。毎回必ず見てます。
 企画展は「『足迹(あしあと)』―書き尽くされた妻の生涯」です。
 徳田秋聲さんは小説に奥様の人生のほぼすべてをお書きになったそうです。誰かに自分の人生を小説にされて後世の人に読まれるというのは、どういう感情がわくのでしょうか。
 川端康成さんが秋聲さんの息子さんと対談している記事が展示されていましたが、そのなかでお母様に対する誤解を解きたいような、そんな話になっていて、でもそれが何なのか私には読み取れなくて、何ともいえない気持ちになりました。


〔十二文豪図書館ニ降臨ス~EPISODES with 文豪とアルケミスト~〕

他にもパネルたくさん

会期  : 2022/12/6~2023/3/5
会場  : 石川県立図書館
訪問日 : 2023/2/24
備考  : 文アルタイアップ
一言  : 金沢では基本的にレンタサイクルを使います。ここまで来るのは、さすがにちょっと遠かったですね。
 とても開放的で使いやすそうな図書館。家族連れや老夫婦など色んな人が来ていて、地域の人に愛されてると感じます。
 展示内容も初心者に分かりやすく、興味を引くような内容でとても良かったと思います。江戸川乱歩さんや坂口安吾さんの原稿なども見られたのは嬉しかったです。


〔やわやわと20年~マニアック犀星への招待~〕

ジイノ

会期  : 2022/11/12~2023/3/5
会場  : 室生犀星記念館
訪問日 : 2023/2/24
備考  : なし
一言  : 企画展「やわやわと20年~マニアック犀星への招待~」を見に行きました。
 いったい何の展示なのだろう?と思っていたのですが、これまでの記念館の企画展をまとめて紹介されている展示でした。どれも興味を引かれるものばかりでした。グッズ製作の一端なども見られて面白かったです。


〔三島由紀夫の美しい本展〕

入り口裏側にある看板

会期  : 2023/2/25/〜2023/3/19
会場  : 隠し文学館 花ざかりの森
訪問日 : 2023/2/25
備考  : なし
一言  : 個人の方が開設されている三島由紀夫さんの文学館です。期間限定(電話により期間外でも見学可、応相談)で開館されている文学館で、ちょうど期間内だったため、お邪魔させていただきました。
 企画展は「三島由紀夫の美しい本展」。
 館長さんより、「三島由紀夫が"美しい"と思う本」という念押しを受けてから、展示を見ます。
 装丁にこだわる作家は相当にこだわる(谷崎潤一郎さんとか)のは知っていましたが、三島由紀夫さんの本もかなりのものでした。あとやはり写真集のインパクトがすごいですね。一度見たら忘れません。
 常設展の批評家に対する文章と顛末が面白かったです。二回りも年齢の違う相手にはっきり意見を伝えられるとは、芯がしっかりしてます。デビュー作の出た雑誌の編集後記にも、完成された資質というような一文があったので、早くからその片鱗は見えていたんですね。
 館長さんがお優しい方で、質問がないか聞いてくださったのに、咄嗟のことで何も出てこなかったのが悔しいです。色々お話が聞きたかったです。
 いつかまた、行けたときにお話してみたいです。


〔オノマトペで見つける、ガラスの不思議〕

会期  : 2022/11/19/~2023/6/4
会場  : 富山市ガラス美術館
訪問日 : 2023/2/25
備考  : なし
一言  : コレクション展は「オノマトペで見つける、ガラスの不思議」です。
 割れたガラスでつくられたガラスの靴。廃材のガラスをチェーンで繋げたワンピースが印象的でした。


〔富山市郷土博物館〕

展望台から見た景色

会期  : 常設展示のみ
会場  : 富山市郷土博物館
訪問日 : 2023/2/25
備考  : なし
一言  : 富山城の歴史を知ることができます。ちょっとびっくりするくらい火事が多いです。だいたい燃えてなくなっています。どうしてそんなに火事が多かったのでしょう?


〔山本有三―作家として、教育者として―〕

会期  : 2022/9/10~2023/3/5
会場  : 山本有三記念館
訪問日 : 2023/2/26
備考  : なし
一言  : 教育者としての山本有三さんのことを知りたくて行きました。息子さんへのお手紙で、漢字の誤りを指摘してきちんと先生に聞くか調べるかして書かないと身につかないと書かれていて、教育熱心な人だなあと。大学の科長になった後も、暗記系や普通の講義でなく、学生の学びのあり方そのものに着目していたり、視点が学生の人生の大局を見据えていて興味深かったです。


〔物語絵 嫁入り本「源氏物語」〕

会期  : 2023/1/28~2023/3/26
会場  : 國學院大學博物館
訪問日 : 2023/3/21
備考  : 源氏物語の展示ということで来訪。源氏晩年から死後の物語がメインで嫁入り道具の絵巻をじっくり観賞できました。絵巻そのものの由来にもドラマがありそうで、わくわくします。「竹取物語」がちょっとだけあったのも嬉しかった。常設展は考古と神道、研究者についてなどがあり、折口信夫さんについても展示がされていました。「挙手人面土器」というインパクトのあるネーミングが頭から離れません。


〔島崎藤村の世紀 ―〈編集〉する/される作家 同時開催:川端文学のヒロインたち〕

安定の駒場

会期  : 2023/4/1~2023/6/10
会場  : 日本近代文学館
訪問日 : 2023/4/8
備考  : なし
一言  : 同時開催の「川端文学のヒロインたち」を見たくて行きました。毎度この記念室の展示はパンフレットが凝っていて良いですね。私はヒロインとしては「伊豆の踊子」の踊子が一番好きです。島崎藤村でも、川端さんが馬籠に行った際に写真を撮って、島崎藤村にあげたという文章が紹介されていました。

〔起雲閣〕

会期  : 常設展示のみ
会場  : 起雲閣
訪問日 : 2023/5/5
備考  : 文アルタイアップ
一言  : いろんな文豪が訪れたらしい。

〔文士たちが見た花袋〕

アンケート書いた

会期  : 2023/3/4~2023/6/4
会場  : 田山花袋記念文学館
訪問日 : 2023/5/6
備考  : なし
一言  : 企画展に興味があり来館。ご本人に対してこれまでぼんやりとした印象しか持っていなかったのですが、ここに来てはっきりとした姿を知ることができました。とても地元に愛されている文豪だなあと感じます。

〔松本民芸館〕

雰囲気がよい

会期  : 常設展示のみ
会場  : 松本民芸館
訪問日 : 2022/6/25
備考  : なし
一言  : 展示された民芸品の数々もそうですが、古民家である建物自体の雰囲気も良く、ほっと一息つける時間を過ごすことができました。

〔教科書のなかの文学/教室のそとの文学Ⅰ──芥川龍之介「羅生門」とその時〕

会期  : 2023/6/24〜2023/9/9
会場  : 日本近代文学館
訪問日 : 2023/6/27
備考  : なし
一言  : 羅生門の結末が三通りあることをはじめて知った。段違いに三度目の結びが一番良い。これが文豪と言われる所以なのだとはっきりと感じた。

〔祓-儀礼と思想-〕

SNSでも話題になった展示

会期  : 2023/5/20~2023/7/9
会場  : 國學院大學博物館
訪問日 : 2023/7/8
備考  : なし
一言  : 想像の五倍は賑わっていて、興味のある人が多いんだなあと驚きました。個人の心の不浄を清める祓は最初期にはなく、あくまで国家的な行事であったというところが自分の認識を塗り替えられて、面白かったです。


〔大阪歴史博物館〕

クオリティが高い

会期  : 常設展示のみ
会場  : 大阪歴史博物館
訪問日 : 2022/7/14
備考  : なし
一言  : 10階から下っていくごとに時代が近づいてくるビル型の博物館でした。専門的な内容や展示のほか、写真のような等身大の目を引く展示も多くて面白かったです。
 意外と外国人観光客の姿が多かったのですが、どこかで紹介されているんでしょうか。


〔川端康成とつながる-館収蔵品から-〕

いつもと違う角度で

会期  : 2023/6/10~2023/7/17
会場  : 川端康成文学館
訪問日 : 2023/7/14
備考  : なし
一言  : 大阪中心部から茨木まで移動して、文学館へ。
 テーマ展示は「川端康成とつながる-館収蔵品から-」。
 川端さんと装丁関係や新人作家、翻訳などで関わりのあった人との関係に着目した展示でした。
 東山魁夷が好きなので、そこが紹介されていたのはうれしいですね。
 私がここの常設展示で好きなのは、教科書編纂について娘さんのご友人に向けて送られた『美しい言葉』というエッセイです。
 語りかけるように優しい言葉で書かれているのですが、内容をよく読むとなかなか厳しいことが書かれていて、そのギャップにぐっときます。
 文庫本を購入すると文学館オリジナルのブックカバーをつけていただけるので、おすすめです。


〔吉川英治と市所蔵の文豪たち ~青梅市吉川英治記念館×文豪とアルケミストPARTⅢ~〕

風鈴が良い

会期  : 2023/7/8~2023/9/24
会場  : 吉川英治記念館
訪問日 : 2023/8/26
備考  : 文アルタイアップ

一言  : 三度目の来訪。もう本当に良いところです。今年からガイドボランティアがはじまったようで、入館して最初にお話を聞かせていただきましたが、これまで知らなかったことを教えてもらえて、より面白く深く吉川英治について興味関心がわきました。職員さんも親切で、お茶を入れていただいたり、お話させていただいたりと、場所も良ければ、人も良い素敵な記念館です。また来年も行きたいと思います。



〔新収蔵品展2023〕

静かな館内

会期  : 2023/8/19~2023/11/26
会場  : 青梅市郷土博物館
訪問日 : 2023/8/26
備考  : 文アルタイアップ

一言  : 青梅について、様々な視点から知ることができます。私のお気に入りは「青梅の昔ばなし」。天狗や送り狼、雪女のお話など、興味深いものばかりでした。これからも地域の文化継承の柱として長く続いていってほしい博物館です。


〔芥川龍之介が見た江戸・東京〕

充実した展示だった

会期  : 2023/9/16~2023/11/12
会場  : たばこと塩の博物館
訪問日 : 2023/9/17
備考  : なし
一言  : 江戸から東京に変わりゆく過渡期の芥川を知ることができて面白かった。絵葉書などの絵や写真の資料が豊富だった。展示されている資料のほとんどが同館の保有のものであることに驚いた。たばこと塩を表題しながらも、幅広い資料を収集しているようだ。資料の中に、芥川以外の文豪の名前を見つけると、嬉しい。森鴎外と芥川が直接対面したことがあることを初めて知った。芥川の好きなたばこは「ゴールデンバット」「敷島」。


〔プロレタリア文化運動の光芒・川端康成が見出した作家たち〕

考えさせる内容だった

会期  : 2023/9/16~2023/11/25
会場  : 日本近代文学館
訪問日 : 2023/9/18
備考  : なし
一言  : プロレタリア文化の光芒は何よりも人が人らしくあるために、という一点に尽きるのだと展示を通して伝わってきた。獄中からの折り畳み式の葉書に小さい文字で綿密に綴られた思いはその人が閉鎖的な日々の中で考えに考え抜いた証であるのかと思うと、胸が詰まる。一方で、川端の展示は残された交流の手紙からは川端の思いやりの深さ、それに対する感謝の思いが感じられて、非常に心暖まるものだった。川端の自身の仕事(使命、かもしれない)を成し遂げようとする強い意思が、新しい作家を見出だし、彼らを世に導いたのかもしれない。


〔花街の景観と文化財〕

川端さん!

会期  : 2023/9/5~2023/10/29
会場  : 旧齋藤家別邸
訪問日 : 2023/9/23
備考  : なし
一言  : 豪商・斎藤家の別荘。
 "庭屋一如"という、建物と庭を一体に捉える趣向により、心落ち着く空間づくりがされています。
 部屋数が多く、少し入り組んでいたり、二階から庭を見下ろせたりと見学していて楽しい場所です。庭を色鮮やかに見せるために、屋内は暗くなるように建物の向きも計算されているところなど、大変効果的で、惚れ惚れします。お抹茶でほっと一息つきました。
 邸内には、別邸の来歴などが紹介されており、その説明文の途中で好きな作家である川端さんのお名前を見つけてしまいました。図らずも、聖地巡礼のようになって感無量です。他にも企画展「花街の景観と文化財」には、田山花袋、有島武郎、檀一雄、尾崎紅葉、吉井勇などといった文学者が花街について書いた文章が紹介されていたり、永井荷風直筆の句が飾られていました。

〔新井満回顧展〕

会期  : 2023/8/1~2023/11/5
会場  : にいがた文化の記憶館
訪問日 : 2023/9/23
備考  : なし
一言  : レンタルサイクルで新潟日報メディアシップまで戻り、当ビル五階のこちらにお邪魔させていただきました。
 新潟出身の著名人について、分かりやすくまとめられており、勉強になります。このときは「新井満回顧展」という、「千の風になって」の翻訳と作曲を行った人の企画展が行われていました。

〔安吾と囲碁〕

近くの神社もおすすめ

会期  : 2023/9/2~2023/12/17
会場  : 安吾 風の館
訪問日 : 2023/9/23
備考  : なし
一言  : 坂口安吾については新潮日本文学アルバムを読んだ程度の知識しかありませんが、なかなか破天荒な人生を送っているなあと思います。作品の感想としては、人をどきりとさせる文章を書く人という感じです。
 企画展は「安吾と囲碁」。囲碁と言えば川端さんもお好きだったことで有名で、展示品には川端さんから坂口安吾へ贈呈された署名本も展示されていました。棋譜からその人の人格や生き様を見出そうとするのは如何にも芸術家らしい見方だなあと感心しました。
 来訪者向けの書き込み自由ノートに、文アルや文ストのキャラクターのイラストが多かったのも面白かったです。


〔鶴岡市立加茂水族館〕

幻想的で美しい

会期  : 常設展示のみ
会場  : 鶴岡市立加茂水族館
訪問日 : 2023/9/24
備考  : なし
一言  : 鶴岡駅からバスで40分ほど。
 時間がかかるなあと思ったら、鶴岡市って東北で一番大きい市だそうで…なるほど納得です。
 クラゲで有名な水族館ということで、クラゲの展示にはやはり目を見張るものがありました。見た目の美しさだけでなく、詳しい生態まで楽しく学べます。


〔日本刀物語ー変遷と魅力ー〕

7度目のコラボらしい

会期  : 2023/9/21~2023/11/5
会場  : 致道博物館
訪問日 : 2023/9/24
備考  : 刀剣乱舞コラボ

一言  : 刀剣乱舞とコラボ中ということで、せっかくなので、関連施設をすべて回ってみることにしました。 まずは致道博物館。こちらでは刀剣の展示のほかに、和洋の建築物を見学することができます。 お土産としてコラボ品である「ちはクッキー(こんのすけ)」を購入しました。サクッとしていて美味しかったです。


〔大宝館〕

空が綺麗

会期  : 常設展示のみ
会場  : 大宝館
訪問日 : 2023/9/24
備考  : 刀剣乱舞コラボ

一言  : 大正天皇の即位を記念して建てられ、今は鶴岡にゆかりの人物を展示する資料館として開館しています。 ここでのお目当ては横光利一の展示です。横光さんの奥様が鶴岡出身であり、毎年のように家族で鶴岡を訪れ、この地で様々な作品を書きあげました。特に「夜の靴」は鶴岡に疎開していたときのことがモデルとなっています。 直筆の書や葉書、仕事で使った机など、じっくり見ることができて満足です。(ただ一つ、横光利一関連冊子を買おうか迷って買わなかったことだけが心残りです。郵送対応してくれるようなので、本当に欲しくなったら、電話してみようと思います)


〔致道館〕

会期  : 常設展示のみ
会場  : 致道館
訪問日 : 2023/9/24
備考  : 刀剣乱舞コラボ

一言  : ここもとうらぶのコラボ先の一つであり、信濃藤四郎のパネルが置かれています。
 藩校として江戸自体に設立された施設であり、現在ではその歴史を学ぶことができます。
 室内を通り抜ける風が非常に心地よかったです。
 展示を見ていたら、小さい子とばったり出くわして、ビビられて逃げられたことがショックでした。その子のお兄ちゃんが優しく「挨拶をするんだよ」と教えていたのが印象に残っています。


〔藤沢周平記念館〕

会期  : 常設展示のみ
会場  : 藤沢周平記念館
訪問日 : 2023/9/24
備考  : なし
一言  : 直木賞作家である藤沢周平の文学館です。
 何の知識もなく入った場所でしたが、文学館というのは知らずとも面白く展示を見ることができると分かって、良かったです。
 記念に一作、作品を読みたいと思います。


〔大包平〕

大包平ばんざい

会期  : 2023/9/26~2023/12/3
会場  : 東京国立博物館
訪問日 : 2023/10/1
備考  : なし
一言  : 刀剣の中でも、大包平の威風堂々とした姿は際立っていますね。目にした瞬間のインパクトはナンバーワンだと思います。実に力強い美です。とても好きです。


〔井伏鱒二展〕

良い写真

会期  : 2023/9/30~2023/11/26
会場  : 神奈川近代文学館
訪問日 : 2023/10/9
備考  : 文アルタイアップ
一言  : 展示内容が充実していて、とても良かった。図録買っちゃった。これまで見てきた展示の中でも、一二を争う充実っぷりだったかも。作品、人、趣味嗜好、テーマ…自由に見て回れるという展示方法も面白かった。


〔日本画聖地巡礼〕

ポスターが最高

会期  : 2023/9/30~2023/11/26
会場  : 山種美術館
訪問日 : 2023/10/27
備考  : なし
一言  : 東山魁夷が好きで、気になって行ってきた。絵を観賞するって久しぶりのことで、とてもどきどきして楽しかった。私は描写が緻密でリアリティがありつつも、幻想的で淡い色づかいの絵が好きな傾向があるみたい。


〔日本刀の匠たち〕

会期  : 2023/10/28~2023/12/17
会場  : 佐野美術館
訪問日 : 2023/10/28
備考  : 刀剣乱舞コラボ

かっこいい

一言  : 現代刀がここまで個性的なものだとは知らなかった。刀工さんのトークが直接聞けて良かった。実物の蜻蛉切を見ることができて満足。コラボのクリアファイルを購入した。

〔「あ、共感とかじゃなくて。」〕

会期  : 2023/7/15~2023/11/5
会場  : 東京都現代美術館
訪問日 : 2023/11/5
備考  : なし
一言  : 美術館に行きたくて行った。月の展示が良かった。

〔蔵出し屋久島〕

どこから来たか聞かれる

会期  : 2023/9/30~2023/11/26
会場  : 鹿児島県立博物館
訪問日 : 2023/11/12
備考  : なし
一言  : なんと無料です。びっくりするくらい剥製がたくさんあります。
 地方性が色濃く表れた、見ごたえのある博物館で、鹿児島の文化や自然について、とても勉強になりました。


〔照國文庫資料館〕

会期  : 常設展示のみ
会場  : 照國文庫資料館
訪問日 : 2023/11/12
備考  : なし
一言  : 島津家の歴史を学ぶことができます。


〔さまよえる有島武郎展〕

職員さんが親切

会期  : 2023/10/27~2023/11/27
会場  : かごしま近代文学館・メルヘン館
訪問日 : 2023/11/12
備考  : 文アルタイアップ

栞がもらえます

一言  : 旅の目的の一つ、企画展『さまよえる有島武郎展』は有島武郎の人生、その転換点ごとに章立てされており、彼の思想や人間関係が分かりやすく展示されており、初めて有島武郎について知ろうと思う人にも、おすすめできる内容となっていました。
 常設展では鹿児島の地と関係の深い作家の展示が数多くあり、展示室内は明るく開放的で、リラックスして展示物を見ることができます。
 メルヘン館は子ども向けの施設で不思議の国のアリスモチーフのモニュメントなどが展示されており、そこかしこで子どもが駆け回っていました。大人一人では少々肩身が狭かったので、早々に退室してしまいました。

〔旧鹿児島紡績所技師館〕

洒落てる

会期  : 常設展示のみ
会場  : 旧鹿児島紡績所技師館
訪問日 : 2023/11/12
備考  : なし
一言  : 別名「異人館」とも言われるお屋敷で、イギリス人技師の宿舎となった場所です。館内では鹿児島における殖産興業の創始、発展の歴史やその指導者として呼ばれたイギリス人技師の生活を想起させる展示などが見られます。


〔維新ふるさと館〕

写真は前々日のもの(来訪日に撮るの忘れた)

会期  : 常設展示のみ
会場  : 維新ふるさと館
訪問日 : 2023/11/13
備考  : なし
一言  : 旅の最後はずっと楽しみにしていたこちらにお邪魔させていただきました。 地下のシアターで二種類のドラマを見ることができるのですが、その内の一つ「維新への道」では、等身大の人形が奈落から出現して話し出す演出があり、大変面白かったです。 スクリーン前にいる人形(村田新八だったかな?)がちょくちょく顔を出したり、引っ込めたりと忙しなく動いていたり、予期しない場所から龍馬と勝海舟が出てきたり、もちろん舞台のセンターは西郷さんだったり。 大久保さんの人形は出ずっぱりで、喋り出すたびにニヤニヤしてしまいました。 大河ドラマの展示もあったり、子ども向けの遊んで学べる展示もあったりと、幅広い層に向けた施設になっており、期待して行って良かったなと思いました。


〔澁澤龍彦の文学世界―"ドラコニア"への航海―〕

寒い

会期  : 2023/10/7~2023/12/3
会場  : さいたま文学館
訪問日 : 2023/11/18
備考  : なし
一言  : 展示を見るほかに、三島由紀夫と澁澤龍彦の交流についての講演会を聞いたり、カフェでこの展示とのコラボメニューを食べたり、図書館でのんびりしたり、のびのびと自由に過ごした1日でした。


〔双子の宝刀 村正〕

会期  : 2023/11/25~2024/2/12
会場  : 國學院大學博物館
訪問日 : 2023/12/16
備考  : なし
一言  : クラウドファンディングを達成したらしい。おめでとう!