3分で読める本日の注目ニュース(2024年5月22日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・米シーフードレストラン大手レッドロブスターは19日深夜、連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)の適用を、南部フロリダ州の連邦破産裁判所に申請したと発表した。
コロナ禍や根強いインフレで鈍った客足を取り戻そうと昨年始めたエビの食べ放題メニューが裏目に出て、財務状況が悪化した。
裁判所に提出された資料によると、同社の負債総額は最大100億ドル(約1兆5600億円)に上る。大半の資産を売却し、店舗削減を進める方針。債権者から1億ドルの資金支援を確保した。破産手続き中も通常営業する。
食べ放題メニューによる採算悪化などに加え、人手不足に伴う人件費の増加も痛手となった。
レッドロブスターは米国を中心に、日本やタイなどでも店舗を展開。日本法人のレッドロブスタージャパンは先月、破産申請の検討が報じられた際、「資金繰りなどは日本で完結しており、経営母体が別だ」として、影響がないとの見解を示していた。
芸能ニュース
・4人組バンド「OKAMOTO’S(オカモトズ)」は21日、公式サイトで今月25日に予定していたライブを中止すると発表した。
「5月25日(土)に開催を予定しておりました、「SMA 50th Anniversary presents『ありがとうSMA ~春~ by OKAMOTO'S』(仮)」につきまして、メンバー内にて協議を重ねた結果、本公演の開催を中止という判断となりました」と報告した。
同公演はバンドが所属するソニー・ミュージックアーティスツが創立50周年を迎えたことに伴う記念イベントとして、川崎クラブチッタで開催が予定されていた。
中止決定に至った詳細は明かされていない。「本公演を心待ちにしていたみなさま、関係者のみなさまにはご迷惑ご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。チケット払い戻しの対応をするとした。
バンドでは、今年4月2日にメンバーのハマ・オカモトがしばらくの間、活動を休止すると発表。5月3日には「活動再開につきましては、本人の体調回復に応じてあらためてご報告申し上げます。ファンのみなさま並びに関係者のみなさまには、ご迷惑ご心配をおかけいたしますことをお詫び申し上げます」としていた。
スポーツニュース
・◇パ・リーグ ソフトバンクー楽天(2024年5月21日 みずほペイペイ)
ソフトバンクは先発全員安打4月13日の西武戦での11得点を更新する今季最多得点で大勝した。20得点以上での完封勝利は04年5月15日ロッテ戦(21―0)以来20年ぶりの快挙となった。
打線は2回に打者一巡の猛攻。先頭の山川、近藤が連打で無死一、二塁の好機を作ると、栗原の2点適時二塁打で先制に成功した。勢いは止まらず、栗原に続き川村、甲斐と3連続で右中間への適時二塁打を放ってリードを広げると、なおも2死一、三塁で柳田が2点適時三塁打。さらに再び打席に立った山川が中前適時打とし、この回一挙7得点とした。
3回には栗原が今季1号ソロで追加点。さらに圧巻は4回。先頭の周東、今宮が2者連続三塁打と止まらず、山川が死球を受けたところで楽天先発ポンセをマウンドから引きずり下ろした。2番手の桜井と対峙しても打線は勢いを維持し、この回も打者一巡の猛攻。10年6月29日のロッテ戦で5回に10得点して以来14年ぶりの1イニング10得点をマークした
5回には、3回に今季1号ソロを放っていた栗原が、三塁打ならサイクル安打の場面で2打席連発の2号2ラン。この時点で20得点に到達し、球団としては16年5月24日オリックス戦(22―6)以来8年ぶりの記録となった。
話題のニュース
・リンゴやナシ、モモなど幅広い果物に被害をもたらす果樹カメムシ類が今年は大量発生し、注意報を発令した自治体が21日時点で例年を大きく上回る25府県に達したことが農林水産省の調べで分かった。通常は少ない春先から各地で多数確認される異常事態で、夏の産卵期を経て、さらに広がる恐れがある。温暖化などの影響で越冬した成虫が増えたとみられ、農家は薬剤散布や果実への袋がけといった対策を迫られている。
果樹カメムシ類は収穫前の果実の汁を吸い、変形や落果被害を及ぼす。特に警戒が必要な害虫として、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシの3種類が挙げられている。
注意報は重要な病害虫の多発が予測され、早めの防除措置が必要な場合に発令する。今年は3月22日の愛媛県を皮切りに4、5月にかけて関東から九州の各地に広がった。ナシなどの産地で知られる千葉県は10年ぶりとなる注意報を今月発令した。4月に県内10カ所で行った調査で、平年の7倍以上ものカメムシが捕獲されたためだ。
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