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鹿児島高専発!ウェルビーイングの授業を行ってきました

みなさん、こんにちは!

12月11日に鹿児島高専にてウェルビーイングの授業(90分)を実施してきました。
学校教育にウェルビーイングを取り入れるという画期的な取り組みに参加できてとても嬉しく思うと同時に、全4回の授業のため、引き続き学生たちにとって少しでも出席して良かったと思えるような内容を提供していけたらと強く思っているところです。

さて、まずは高専(工業高等専門学校)についてですが、文部科学省の説明によると

高等専門学校は実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関です。
全国に国公私立合わせて58校あり、全体で約6万人の学生が学んでいます。

文部科学省より

とあり、鹿児島県にもその1校があります。

そして、何よりも素敵だと私が感じているのは鹿児島高専の「校長あいさつ」ページにてWell-being(ウェルビーイング)が熱く推されているということです!

学校教育において各科目を学ぶことは進路の幅を広げるという意味においてとても重要ですよね。
そこにさらに“ウェルビーイング”の学びをプラスすることで、ひとりひとりの学生がこれから先の未来をより良く生きるための知識やスキルを得ることができるようになります。

アカデミックな力を高めることに加えてより良く生きるための力を身につけられるって素晴らしくないですか?

高校の保健体育の授業では2022年度から精神疾患の予防や対処方法が取り上げられています。
もちろん精神疾患やメンタルヘルスの知識を得ることは大切ですが、より良く生きることを目指したウェルビーイングはネガティブの知識だけでなく、いかにポジティブを生活の中で生み出すかが重要になります。

今を生き、これからの社会を支える学生がウェルビーイングの知識を持っていくことで未来が明るくなると思いませんか?

今回は鹿児島高専にてウェルビーイング教育に携わらせて頂いていますが、ここから全国にウェルビーイングに関する授業が広がり、ひとりでも多くの学生に届く学校教育になっていくと良いですよね。

こんな想いを抱きながら、初めて学校の授業を担当させて頂きました。
(このような機会を頂いて本当に感謝しかありません!)

初回ということもあり、簡単なアイスブレイクから始まり、ウェルビーイングの基本的な考え方をWHOやPERMAモデルを紹介して説明をしています。

アイスブレイク風景

ウェルビーイングという馴染みのない言葉について知識だけを延々と話されてもなかなか聞いている学生さんたちも大変だと思ったので、予定していた説明を省いて個人ワークやグループでの共有タイムを多めにとらせてもらいました。

今回の授業で行ったワークの1つは、ウェルビーイングを育むための定番エクササイズである“Three good things(3つ良いことを書き出す)”ことに取り組んで頂きました。

すんなり3つ挙がる方もいれば、なかなか挙がらないという方も。

もちろん、挙がっても挙がらなくても良いんです!

ウェルビーイングを育むということはポジティブに注意を向けるトレーニングを重ねるということ。

普段の生活の中ではどうしてもネガティブに目が向くのが人です。

ポジティブに目を向けることやポジティブを生み出す方法なんて人生の中で学ぶ機会がないので、ここからがスタートなんですよね。

次回の授業まで(1週間後)に毎日取り組むことを宿題としてみたので、翌週の授業でみなさんがどのような良いことを挙げてきてくれるのか、ちょっとでもポジティブに意識が向くようになっているのかなど楽しみで仕方ありません。

こんな人が授業をしています!

また、授業の後半では「マインドセット」についても説明をさせて頂きました。

人はいつからでも成長ができること、そのような考え方(マインドセット)があること、そしてマインドセット育むためには何ができるのか、こんなことを解説させてもらいました。

ウェルビーイングを育むためにはこれまでとは違った考え方や行動を取り入れていくことが欠かせません。
また、新たな考え方や行動を強化していくためには個人で努力を重ねることに加えて周囲と支え合いながら高め合っていくことが必要となります。

このマインドセットという概念は教育上とても重要ですので、第1回の授業で触れさせて頂きました。

マインドセットを知り、取り入れようとすることで学力が高まるだけでなく学校生活が楽しくなることが数々報告されているため、高専で専門的な分野を突き詰めている学生たちがさらに高みを目指していくようなきっかけになれていたら嬉しいですね。


と、簡単ではありますが授業で提供した内容を記事にしてみました。

こういった取り組みが少しでも広がり、ウェルビーイング教育というものが全国へ広がることを願うばかりです。


私自身、今年度からフリーに活動させて頂く中で医療、福祉、教育等いろいろな場面でウェルビーイングについてお話させて頂く機会を頂いてきました。

ウェルビーイングを知り、実践することはメンタルヘルス予防、改善だけでなくより良く生きている感覚、自信、自己肯定感、パフォーマンス向上、人間関係向上など様々なポジティブな効果が期待されます。

ちょっとでも興味がある方はぜひお声掛けください。

一緒にウェルビーイングを取り入れる方法から考えていきましょう!


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