「それでも」
大阪ダービーは1-2でガンバが敗北した。
連戦の疲労、主力の不在、それらはセレッソの状況も似たようなもので言い訳にはならない。
積み上げたものの差。チャンスを決めきる力の差。外国人選手の差、今戦える選手の差。
試合後はブーイングと拍手が入り乱れた。
ガンバのゴール裏ではブーイングのほうが圧倒的に多く感じた。
当然の反応だと思う。
負けられない戦い、いや勝たなければならない試合で負けた。
残留争いをしており、降格圏へ転落した。
リーグ戦での大阪ダービーは今年2敗、昨年2021年は1分1敗。
カップ戦での大阪ダービーも今年1分1敗、昨年2021年は1勝1敗(トータルスコアで敗退。
直感的に「恥辱の敗戦」と感じてしまったことは否定しない。
それでも、この試合は前半15分までは押し込んでいたし、先制もした。
後半には決定機もあった。
何より、戦っていた。
会場内の雰囲気は2019年パナソニックスタジアムでの大阪ダービーに近いものがあった。特に83分あたりのコーナーキックで、会場の直上から手拍子が降ってくるような感覚はスタジアム内に熱狂が戻りつつあることを感じさせた。
しかしサポーターがどんなに応援しても、プレーするのは選手であり、勝つ時は勝つし負ける時は負ける。
サポーターが出来ることは、応援するか・応援しないかを選ぶことだけだ。
それでも、応援すると言い続けられるか?
試されているのだと思いたい。