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はじまりは、ちいさな直感。


ここ数年、寝る前にあたたかいお茶を飲むことが日課になっている私ですが、最近はもっぱらハーブティーを楽しむようになりました。今年はお気に入りのハーブティー専門店の福袋をゲットしたので、毎日いろんなブレンドを試しては、優しい香りとほのかな風味に癒されています。

ハーブティーに興味を持ったのは、いつの頃だったか――絵本や物語の世界にも時々登場していたので、なんとなく体によさそうなお茶、という程度の知識は幼いころからありましたが、おそらく大きなきっかけは、大学の頃にちょっと背伸びをして買っていた、ナチュラルでおしゃれな雑誌の特集記事だったのではないかと思います。ともかく直感的に、「ああ良いな。好きだな」と思ったこと。それがきっかけで、何冊かの本を買って、少しずつハーブの世界に触れ始めました。

ただその当時はまだ、なんとなく自分にとってはちょっと敷居の高い世界かも……という気持ちも少々あったため、時々ページを開いて気になるところを読んだり、写真を眺めて楽しんだりするくらいのライトさでした。しかし、社会人になりたての頃に一度体調を崩してしまって以降、健康に暮らすための知識のひとつとして、より深くハーブのことを知りたいと思うように。改めて少しずつ勉強を始め、今に至ります。

それぞれのハーブの効能や効果、味や香りを覚えていくうちに、自分の好きなブレンドや、ちょっとした体の不調を感じた時にどのハーブを選べばよいかなどもわかるようになってきて、その楽しさと心地よさを毎日感じながら過ごしています。そしてもともとあまり体が丈夫ではないのですが、今は以前よりも明らかに、不調に悩まされることが少なくなりました。

セルフケアの選択肢が増えていくことで、心と体のバランスがとりやすくなったこと。そしてなにより、選択肢を増やす過程も含めて、楽しい、心地よいと感じられること。

「好きだな」というちいさな直感が私にもたらしてくれたのは、心豊かに日々を暮らしていくための秘訣を知る手がかりであり、道しるべだったのです。

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