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7/9 SPIC2019「SaaS×経営課題」カンファレンス振り返り ①

7/9 10:30〜19:30 虎ノ門ヒルズフォーラム(虎ノ門ヒルズ森タワー 4F)にて、SPIC2019『SaaS×経営課題』が開催された。今年で2回目となるSPICは、主催のベーシック株式会社 秋山社長の開会の挨拶から始まった。

本イベント、

実は従来のカンファレンスとは異なるコンセプト設計がされている。

ベンダー側のプレゼン時間は、 わずか3分間。
モデレーターと導入済みユーザーの事例ベースのパネルディスカッションがメインコンテンツ

となっている点である。

従来型のカンファレンスは
(1)ユーザー側がベンダーブースをひたすら歩き回る
(2)売り込み前提でのセールスコミュニケーションへの疲労感

が一般的である。ここに課題感を感じた秋山社長が、
ユーザー目線でのカンファレンス開催を企画した。

ベーシック株式会社は『Webマーケティングの大衆化で、社会のあらゆるものを“問題解決”する』を掲げ、主にBtoBマーケティングにおいてSaaS事業を展開している。オウンドメディアの『ferret』は有名だ。

それでは、セッション1から今回のイベントを振り返っていきたい。(本note①では、基調講演の振り返りを記載)

【1.基調講演 最新テクノロジーと経営の今】
株式会社リクルート 執行役員(人事・総務)野口 孝広 氏


 そもそも「働き方改革の本質は何か」について、時間短縮にはなく“創出時間で何をするか”という言及があった(例えば、リモートワーク導入で朝の通勤が楽になりました!では生産性は何も変わってないのである。変わったとしても従業員のエンゲージメント向上)。

その上で、働き方改革=人事×オフィス×IT活用×マネジメントと要素分解した時に、今回は「オフィス見直し」の観点の事例を紹介していただいた。
・・・これがものすごく面白い!!

改善のFirst Stepは“現状の可視化”にある。詳細はスライド資料を見ていただきたいが、以下の観点で可視化プロセスと改善施策が紹介されていた。

オフィス見直し=フリーアドレススペース稼働率/会議スペース稼働率/エレベーター待ち時間・積載率/トイレ混雑率

オフィス環境において、このように使用状況が数値化されて可視化されてくると面白いものがある。個室トイレに「そろそろでてくれ!チャイム」を設置したり、会議スペースの稼働率が60%であればそもそも借りるオフィスの敷地面積は40%カットできるなど、意欲的な施策と定量化事例が多く紹介されていた。

このように同社で改善施策を柔軟に実行できるのは、ジョブ・アサインメントが仕組み化されており、かつ試行錯誤を前提として目的を明確にし、小さく実験と検証を繰り返すことが潮流にあるとまとめられていた。

②に続く

#SPIC2019 #SaaS  

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