生きる力(と少子高齢化社会の暗黙の哲学)
朝顔の命
娘が通う日本語補習校では、朝礼の時間に校長先生のありがたいお話がある。先週はアサガオの話であった。日本では夏はアサガオの種をまいて観察日記というのが定番なのであるが、南国に住む子たちにもその一片を経験させてあげようという配慮で、自宅で鉢植えにアサガオを栽培して持ってきてくれたのだ。
日本であると、種をまいて、芽が出て、花が咲いて、種になる頃には夏は終わるのであるが、ここはぬくいのでさらにその種が落ちて芽を噴く。冬までにもう一世代のアサガオが育って枯れていくわけであ