彼女の空気感
やさしさにあふれる彼女は
きっといろんな苦難を乗り越えてきただろう
穏やかな音量で紡ぎだされる言葉には
そんな空気がある
澄んだ青空に包み込まれるような
すべてを受け入れてくれるような
安心感が広がり
私のココロへと注ぎこまれる
ふんわり感のある彼女は
空気のような存在
しかし決して軽くはない
揺れ動いているようでも
氷固まった涙の粒を集めてつくられた
核の部分は
強さを秘めたやさしさでできている
それは彼女だけが持つ
個性という空気
彼女の手から織り紡ぎだされる布は
ふんわりと空気感を漂わせ
それぞれの糸が
引き立つようにと思いをはせ
大事に大事に
カタカタと音を奏でながら紡いでいく
彼女の空気感の中で
私は心地よく織布を形にしていく
たわいもない私の独り言
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