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書くこと



大学生活の集大成として提出した卒業論文。
その卒業論文と向き合う中で味わったのは、考えをことばに表そうにも適切なことばが見つからないもどかしさ。小さなニュアンスの違いであれ、誤った言葉の選択によって自分の考えを上書きされてしまう危うさ。ことばで表すことに急ぎ、ことばだけが先走って自分の考えを止めてしまうかのような不安。

ことばは考えや気持ちをおもむくままに支配する独裁者のように思えてしまい、私はことばの力に気づかされました。

それでも必死にもがきながら紡ぎあげた2万字の卒業論文は、私の忘れたくない宝物です。評価され認められた時はなにもかもが報われた気がしました。

自信をもって送り出すことばの心地よさ。

これから、もっと私のことばを紡いでいきたい。
欲張りにも私のことばを誰かに届けたい。







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