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ふたたび読書★『僕たちのチームのつくりかた』

気がつけば、結構長いこと、管理職として仕事をしてきた。

リーダーシップやマネジメントについては、管理職になる前から研修等でも学んだが、チームビルディングについては、あまり学んだ記憶がなく…
自分流でやってきて、なかなかうまく行かない経験も少なからずしてきた。
その都度悩み、反省するが、未だ自分のスタイルをしっかり築けてない気がする。

そんな私に、リーダーシップやチームビルディングのあり方について
あらためて考えるきっかけを与えてくれたのが、ブックコーチ(たびんちゅさん)が私に勧めてくれた1冊
『僕たちのチームのつくりかた』(伊藤羊一著、Discover )である。

この本で学んだことを、自分の中にしっかりとインプットし、
日々の仕事の中で実践し、「わたしとチームのこれから」を、もっと楽しく、軽やかに、よいものにしていくため、学びのポイントを、本書からの抜粋や要約により、以下にまとめてみる。

〇リーダーシップとは、チームをリードする人のあり方
"Lead the Self" =自分自身をリードせよ
・リーダーシップを身につけるには、まず個人の力を鍛えることが不可欠
〇マネージャーとは「何とかする人」(本書ではリーダー=マネージャー)

〇リーダーには「志」が不可欠
・「自分は何を成し遂げたいか」「いまの会社や組織に、なぜ自分は参加しているのか?」を、主体的に捉えること
・「志が、明確な判断基準になる」
 志に基づく判断を積み重ねていくと、志の実現に近づく。1つ1つの意思決定に悩まなくなっていく。軸が明確だから、後悔も少なくなる。
「振り返りが志を育む」
 「人生の振り返り」をしながら、改めて今の自分が何をしたいのか考えてみる機会を持つ
 「日々の活動の振り返り」を通じて志を育む。
 「楽しかろうがつらかろうが、仕事をして振り返り、仕事をして振り返りというサイクルを回しているうちに、自分の想い、自分の軸、自分の志が明確になってくる。」

〇リーダーの最優先事項は「メンバー一人ひとりの強みを活かしきること」
・リーダーの役割は、チームにはたらきかけて、ゴールに導くこと
 そのためにやれることを全部やり、なんとかしていく。

・まずはメンバー全員がゴールを共有することがスタート
・メンバーの進捗を聞きながら…ゴールに向かうプロセスをリードし続ける
・メンバーが成長し、チームとして目標に向かって進んでいく環境をつくる
・正しいプロセス、正しい勝ち筋は、みんなでつくっていく。

〇リーダーの役割はファシリテーター
・チームの力を最大化するためにやるべきことは2つ
 ①環境づくり(メンバーにとって安全・安心な環境をつくる)
 ②チームメンバー一人ひとりの才能と情熱を解き放つ(一人ひとりに目を向け、一人ひとりの強みを引き出し、活かす)
・リーダーは全体に働きかけながら、一人ひとりに働きかける

〇指示よりも大切な「聴く」行為
・1on1でメンバーの「もやもや」を解消する
・1on1ミーティングは「メンバーのための時間」:基本はメンバーが話し、リーダーは聴く 「聞いてます」のサインを送る
・「間」をしっかり取り、じっくり考えてもらう
・普段の職場でしっかりと人間関係を構築しておく

〇みんなが主体的に話す「会議」のつくりかた
・事前準備として、参加者が考えるための情報を共有しておく(疑問文の形で「答えが出る」問いにする)
・会議の肝は、意見の量。たくさん話してもらうために全力を尽くす
・自分の意思に従って、会議を誘導することではない

〇みんなで踏み出す
・想定外のことが起こるのは当たり前
・踏み出さないとわからない ①小さく踏み出す ②みんなで踏み出す
・踏み出すより、継続するのはもっと大変
継続するために必要なのは「志」と「振り返り」
・リーダーは俯瞰して、必要なタイミングで軌道修正が必要なら指示する
リーダーとして常に「自分なりの答え(仮説)」を先回りして考えておく
状況に応じて、口を出すか出さないか判断する 

〇最後には、自分が変わることを決める
・「変えられない固定観念」★を捨て、フラットになろう
 ★上司は部下より「えらい」という感覚→上司というのは単なる「機能」
 ★部下は、自分を活かすための存在であるという感覚→「何とかする人」としてメンバーをサポートする
 ★部下に、自分の考えを話すことが大事である、という感覚→部下の想いを聴く存在であることが大事

本書からの学びのポイントは沢山あるが、特に響いたのは最初と最後。
"Lead the Self" =自分自身をリードせよ
自分が変わる=「変えられない固定観念」を捨てフラットになろう
チームをどうするか以前に、自分自身がどうあるか、どう変わるか
「意識して、実践して、振り返る」のサイクルを回していきたい。

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました💖