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安心の中でお眠りよ

安心の中でお眠りよ。
私はもう怖がらなくてもいいの?
外の風がびゅうびゅうと音を立てていても、
冬の寒さが厳しいことを、忘れてもいいの?

布団の中、週に2日。
隣が埋まっているのが嬉しい。
寂しがりなのを知ったのは、寂しくないを知ったから。

なるべく沢山お話するから、眠くもなるし喧嘩もする。
次の日起きるのが2人ともしんどくって、不貞腐れた顔。
布団の中にもう一度潜って、君の腕をくぐって、
窓からの陽射しがやけに晴天で、君がびっくりしてるのを見てる。

「お腹空いた」と言われるまでは抱きついていよう。
「お風呂入る」と言われたらついて行こう。
「二度寝する」と言われたら一緒に寝よう。

君も知らないくらい、私は君とお揃いが好き。

抱きついて顔を覗き込む私に、君は何も応えないけれど、優しい顔をするね。
それでいいって思える程、互いに器用じゃないけれど、優しい気持ちで応えるね。

真冬の晴天は眩しくって、部屋の中は暖かくて、布団の上が陽射しでキラキラと光って、なんだか特別な場所なようだね。変わらない君の寝顔にクスッとするけど。

変わらないと思えるものが私にもあるのね。
変わらないでと願えるものが私にもあるのね。

それが何時か寝返るものかもしれなくても、
安心の中でお眠りよ。

きっと何時か思い出しても、幸福だったと思うよ。


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