三ノ輪にある【中華・洋食やよい】人気ドラマ「孤独のグルメ」で登場した店!
三ノ輪駅から徒歩15分のところに「中華・洋食やよい」がある。大正1924年から続く老舗料理店。長きに渡り、地元民の胃袋を支えてきた場所だ。親しみやすい雰囲気を感じられる空間で食べる料理は絶品だった。
漫画を原作にしたドラマ「孤独のグルメ」でも紹介されており、ランチメニューは主人公と同じものを注文できるラインナップになっているぞ。
白い暖簾が風になびく趣のなるお店!
お店は白を基調とした大人しい印象の外観。風になびき縦横無尽に動く暖簾が渋い。店内はこぢんまりとしており、カウンター5席とテーブル席が3つ。カウンター前が調理場になっていて、フライパンで炒め物をしている心地良い音が聞こえてくる。リズミカルに奏でられた音と、油の香ばしい匂いが胃袋を臨戦態勢にしていく。
孤独のグルメ推しのメニュー
なんと、ランチメニューには、孤独のグルメの主人公である「五郎さんのチョイス」と原作者の「久住さんチョイス」が用意されている。大々的に孤独のグルメで紹介された商品を推しているぞ。それだけ、ドラマを見て足を運び、同じ料理を注文するお客さんが多かったのだろう。
店名の通り、ラーメンやポークソテーもあり、中華と洋食の両方を楽しめる。「冷やし麻婆麺」や「あげワンタン」は、ここでしか食べられない一品だ。
肉厚でジューシーなポークソテーに酔いしれる
今回はポークソテーを注文。運ばれてきたポークソテーを見て驚かされた。圧倒的なボリュームで存在感があるからだ。手のひらよりも大きめなサイズはあるだろうか。インパクトがあって、豪快にかぶりつきたくなってきた。
つけものは自家製だろうか。「白菜」と「たくあん」は、サクッと歯応えがあり、塩気が効いていた。やや塩味が強い味付けだから、ご飯のお供にもなる。君たちは立派なおかずだ。
味噌汁は、ワカメとネギの王道タイプ。一見、定番の味噌汁のように思っていたが、一口飲んで唸ってしまった。自分の中にある味噌汁の概念をぶっこわされたからだ。
味噌汁だから「味噌ベース」であるものの、風味豊かな中華スープのような香ばしさが潜んでいるではないか。これは味噌汁でありながら、味噌汁ではない。和と中華のコラボスープと言えるだろう。
お皿の脇にちょこんと潜むポテトサラダが愛らしい。箸休めにもぴったりで、肉を食らう前の気持ちを整えてくれる。マヨネーズのコクと甘味が味をまとめ上げている優しい口当たりだ。
切りごたえのある肉厚なポークソテー。ナイフがスッと入る柔らかな肉質。大きめに切り分けて頬張れば、口の中に雪崩の如く肉汁が溢れ出してくる。ジューシーな肉汁が口の中で広がり、一気に侵略していく。そして、思考が停止するくらい濃厚で肉肉しい美味しさが、押し寄せてくるぞ。
言葉にならないほど旨い。体の底から生き生きとした血がたぎってくる。食べれば食べるほど肉食動物のような野性的な力がみなぎってくるようだ。甘く煮込まれたソースも、肉の旨味を引き出している。旨すぎてKOしそうだ。
食後の感想
口の中が肉塊に支配される圧巻の一品だった。食べた瞬間に充実した肉の旨味に言葉をなくした。しばし思考が停止してしまうほど、柔らかな肉の美味しさに魅了される。言葉はいらない。体の奥底に眠る野性的な本能を呼び覚まして、欲望のままにかぶりついてほしい。
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