ゲーム感想文『ラスト・オブ・アス 2』視聴後
プレステ4の『ラスト・オブ・アス』をゲーム実況動画で視聴した
「クリッカー」と呼ばれるゾンビが蔓延する中で、2人の主人公エリーとアビーが、互いに復讐する物語
どちらも父親の仇を討つため、遠征中の相手をひたすら追ったり、互いの仲間を巻き込んだりする
さらに、WLF(民兵集団)やセラファイト(宗教団体)の二大勢力が正義をかけて衝突する、人間同士の血なまぐさい戦いもあったりする
ゾンビ×戦争×復讐という、正に修羅場のストーリー
しかし、単にゾンビや敵を倒すだけではないのがこのゲーム
『ラスアス2』では、エリーとアビーを交互に操作するなど、色々な立場からストーリーを見ていく
自分が操作していたキャラが、別サイドでは敵になり、せっかく愛着の湧いたキャラを倒さなければならないことも……
なので、「エリーが絶対に正しい」「アビーが正しい」と、一方的な感情を抱くことがあまりない
どちらの立場も理解できることが多いので、物語が進めば進むほど、どんどん複雑な感情にのまれていく
さらに、復讐心が消えることはほとんどなく、物語はどんどん泥沼化していくことに……
憎しみの連鎖が続きに続き、目を背けたくなるようなシーンが多いが、物語を見届けた後は余韻がずっと残る
いつまでも、心の中にしまっておきたくなるようなゲームです