コロラド州の学校、大学が AI 監視カメラの使用を開始 /今週の気になるAIニュース、他/週刊教育・AI・育児日記 第26号
今週から、Xでも投稿するようにしました。
また、気が向いたら見て下さい！
AI教育の議論はまだまだ続いていますね！
個人的にはAI監視カメラが気になるところです！今週もよろしくお願いします！！
今週の気になる教育×AIニュース
①【海外ニュース】AI を活用する教育者が、活用しない教育者に取って代わる | 教育 – ガルフ ニュース
この記事は、Gulf News Edufair 2024の初日に行われたAIチャットボットと教育に関するパネルディスカッションの内容を要約しています。主なポイントは以下の通りです：
- AIの教育への統合は個別学習と批判的思考を促進するが、人間の教育者に取って代わることはない。
- AIは個々の学生のニーズに合わせて教育コンテンツをカスタマイズできる。
- 教員と学生の両方がAIツールを効果的に活用するためには、マインドセットの変化が必要。
- AIは情報へのアクセスを容易にし、学生が情報処理と意見形成に集中できるようにすることで、批判的思考を強化する。
- AIに過度に依存することへの警告として、基礎知識と情報を判断・評価する能力が重要。
- AIツールと従来の教育のバランスを取り、学問の誠実性を維持することが重要。
- AIを活用する教育者が、活用しない教育者に取って代わる可能性がある。
結論として、AIは教育を補完し強化するツールであり、人間の教育者の役割（支援、動機付け、指導）は依然として重要であることが強調されています。
結論の通り、僕も人間の教育者の役割は依然として重要であると思います。
なぜなら、モチベーションの管理であったり、メンタルケアは人間と人間のつながりが大事だと人間が思ってるからです。
僕も毎日AIにいろいろな相談をしていますが、自分が本当にしんどいときは、友人や家族に聞いてもらったほうが勇気が出ますし、モチベーションが上がるのは、人と話をしたときのほうが上がりやすいと実感しています。
だからといって、AIを頭ごなしに否定するのは良くないです。
AIを活用する教育者のほうが、高いパフォーマンスを発揮する時代がきっと来ると思います。
なぜなら、AIは自分がそこまで得意としない事務処理等を任せてしまえば、浮いた時間で自分が得意でスキな分野に集中でき、その部分が高いパフォーマンスを発揮できるからです。
落合陽一さんは人間に残された仕事は「トゲづくり」と述べてます。おっしゃるとおりだと思っていて、要するに、自分が得意なこと、好きなことを伸ばす（これがトゲ）ことがAI時代によりできるようになったのと、そのトゲを伸ばすことが先生にとっても、子どもにとっても大事だと思います。
そして、そのトゲが子どもにとって、「こんなふうになりたいな」と思える存在になり、憧れになり、モチベーションがあがるんじゃないかなと思ってます。
②【国内ニュース】エジプトの教育改革を支える日本発祥の「特活」：現地教員が福井で研修 | nippon.com
この記事は、日本の「特別活動（特活）」がエジプトの教育改革に貢献している様子を報告しています。主なポイントは以下の通りです：
- エジプトの公立小学校で日本式教育が導入され、7年目を迎えている。
- 日直や学級会などの特活が子どもの自主性を育み、保護者から好評を得ている。
- エジプトの教員が日本（福井）で研修を受け、特活の実践方法を学んでいる。
- 研修では、単なる授業参観だけでなく、子どもの主体性を育むプロセスの理解に重点を置いている。
- エジプトの学校では、教員間の協力関係が改善され、子どもたちの授業参加意欲も高まっている。
- この取り組みは、アラブ世界やアフリカの教育改革のモデルケースになる可能性がある。
記事は、日本式教育の特活が世界的に価値があることを再認識させると同時に、エジプトの教育改革への熱心な姿勢から日本も学ぶべき点があると指摘しています。
日本ならではの教育スタイルとして「特活」があります。
掃除をするとか、給食を一緒に食べるとか、そういった仲間との関わり合いの中でコミュニケーションの方法を学んだり、時には喧嘩をしたりして、仲直りの方法や、苦手な人との関わり方を学びます。
特活がうまく行けば、授業もとってもやりやすくなり、クラスのみんなの学力も上がっていきます。これは実際に僕の同僚で特活がすごい先生がいたのですが、その先生のクラスは最終的には本当に授業がやりやすくなり、テストの平均点も他のクラスに比べて最下位だったのが日に日に上に上がっていきました。
そのスタイルがエジプトに取り入れられたというのは、本当に素晴らしいことだと思いますし、もっと我々日本の教員は誇って良い部分だなと思います。
そういう意味で、AI時代にずっと大事にしたい教育の１つに僕は「特活」があるのではないかと思うようになりました。
③【海外ニュース】コロラド州の学校、大学が AI 監視カメラの使用を開始
この記事は、コロラド州の学校や大学でAI監視カメラが導入され始めていることについて報じています。主なポイントは以下の通りです：
- コロラド・スプリングスのシャイアン・マウンテン学区では、約400台のAI機能付きカメラが設置されています。
- これらのカメラは人物を特定する能力を持っています。
- 来年、モラトリアムが解除されると、さらに多くの学校や大学がAI監視技術を採用する可能性があります。
- この技術の導入は、セキュリティ強化を目的としていますが、プライバシーの問題も懸念されています。
この記事は、教育機関におけるAI技術の利用拡大と、それに伴う利点や課題について議論を促しています。
AI機能付きカメラがセキュリティ強化の目的で導入されているようです。
人物の特定する能力もあるようです。僕の意見は賛成でも反対でもどちらでもないです。
ただ、セキュリティ以外にもAIを使ったら面白い使い方はできるなと思ってます。例えば、授業中の生徒の発言や学びの様子を撮っておけば、それをもとに、オンタイムで学びの調整のアドバイスをAIがしてくれたら良いなと思ったりしていました。
なんでそう思ったかというと、グループ学習の学びの様子って評価ができないんですよね。
教室に基本的には１人、多くて２人の教師がいる中で、３０人くらいいる生徒の学びの様子の評価はできないんです。
それをAI搭載のカメラがあったらできるかなーと思ったりしています。
実際に、音声入力機能は飛躍的に向上していますし、中には、声を判別して、Aさん、Bさんの会話の記録もできるので、それをもとに、文字起こしして、議事録がとれます。
ということは、授業中のグループ学習の学びの様子も録画や録音をしておけば、AIを入れて、評価や調整のためのアドバイスができるのではないかなと思ってます。
④【海外ニュース】教育におけるAIの躍進
1. AIの教育市場は2030年までに年間28%以上の成長率が予想されており、教育機関はAI技術の導入とその利点を理解する必要がある。
2. AIは個別化された学習、進捗モニタリング、特別なニーズへの対応など、教育者と学習者双方に多くの利点をもたらす。
3. AIに対する懸念（教育者の代替、不正行為の助長など）は、主に理解不足から生じている。実際には、AIは教育者を支援し、不正行為の検出にも役立つ。
4. AIは学習の個別化、インタラクティブな教材作成、即時フィードバック提供などを可能にし、教育の質を向上させる。
5. AIの導入には、プライバシー保護やサイバーセキュリティなどのリスク管理が必要。
6. AIは教育の未来を形作る重要な役割を果たすため、教育機関は今からAIツールの採用を始めるべきである。
7. 最終的に、AIは教育者の負担を軽減し、学習者の進歩を促進する強力なツールとなる可能性がある。
AIの躍進を止めることはできないと思ってます。
さらに言えば、教育において人間に教えてもらったほうが良いのは当たり前です。
ただ、今の日本の教員不足であるとか、働き方の問題を考えたら、教師がゆとりを持って働けるような環境を作ることが急務です。
これらを踏まえるとAIを利用して、AIに任せる部分は任せる。一人ひとり教師が得意なこと、人間の教師にしかできないことに全振りすることができたら、幸せな教育環境が待っているのではないでしょうか。
今の学校は、「やったほうがよいこと」をすべて、「やらなければならないこと」にしてしまい、自分で自分の首を絞めています。
AIを自分の味方にして、使いこなすことで、幸せな未来を自分でつかめるかどうかは、今AIを実際に触ってみるかどうかにかかっているのではないでしょうか。
⑤【海外ニュース】生成AIを使って描かれた絵画はどこまで著作権を主張できるのか？ | ギズモード・ジャパン
この記事は、AIを使って制作された芸術作品の著作権問題について議論しています。主な要点は以下の通りです：
- ジェイソン・アレン氏が生成AIで作成した絵画がアートコンテストで賞を獲得し、議論を呼んだ。
- アレン氏は自身の作品の著作権登録を試みたが、米著作権局はAI生成作品を著作権保護の対象外とした。
- アレン氏は著作権局の決定を不服として訴訟を起こし、AI作品制作における人間の創造性の重要性を主張している。
- 一方で、AIツールの開発者たちも著作権侵害で訴えられており、状況の複雑さを示している。
- この問題は、AI時代における芸術作品の著作権保護のあり方について重要な議論を提起している。
記事は、AIを使用するアーティストと従来のアーティストの権利のバランスをどう取るべきか、今後の課題として提示しています。
著作権のあり方そのものが問われるニュースです。
生成AIを学ばせるために大量のデータ（画像生成AIだったら絵や画像等）をAIに学ばせるのですが、その時点で著作権違反の可能性があります。ということは、著作権違反の可能性がある生成AIを使って生成したコンテンツを著作権として登録することはどうなんだ！？
という複雑なニュースです。
今後、生成AIを使ってコンテンツを作る方はどんどん増えると思います。
その中に、子どもたちも入ってくるでしょう。
中には販売までつなげる子どもや学校も出てくるかもしれません。
ということは、今後、生成AIを使う上で著作権を日々チェックすることは必須になると思われます。
著作権の適用範囲がそもそも変わるかもしれませんが、生成AIを使って教育を行うなら、著作権のチェックは必然だと思われます。
活動報告
AI勉強会
どんどんおもしろい内容になってます。初心者の方もぜひ！！
読書会
次回から嫌われる勇気でやります！！
ラジオ
日記
ペーパーシュートカメラを買いました。これから１週間の振り返りもかねて、１週間でとった写真の中で良い感じの写真をこちらにアップしようと思います。
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テキトー教師について
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僕がこのDiscordを作ったのは、AIを使う時間を習慣にしようと思ったのが理由です。発信、交流を強制することで、絶対触らないとってなりますｗｗただ、今のうちに触っておくことが大きな差になりそうな気がしています。
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