自分の感覚を信じて転職をする
来月、仲が良かった職場の看護師が転職します。
経済的理由と体力的な理由で別な施設へ。
初めて入職した職場は急性期で適応障害と診断されて、看護師2年目で私の働く職場に転職してきました。
あれから、2年。現在看護師歴4年目。
看護師としては、まだまだ経験は浅い。
自分でも「まだ経験が浅いから、私はできない」というのが口癖。
退職します。と聞いてから、彼女と話すことは少なくなっていきました。
(どうせ、もう辞めるんだし・・・。
仲良くしても、辞めたらもう会わないだろうしね。)
と、一線を引いてしまっていました。
1,残る者と去る者。
ここには、見えない壁みたいなものがあるのかなと思っていたけど。
つくっていたのは私だと思います。
会おうと思えば会える距離にいるし、連絡のとる手段はあると思います。
ただ、私のなかで辞めてほしくなかったという思いままだ残っているようです。
2,本音と建前
「今の病院は、いい人ばっかりで働きやすかったから次に行く職場が不安で仕方ない。」と漏らす彼女。
だったら転職しないほうがいいのに。と思うけど、その言葉は本音ではないのかも知れません。
本音はきっと、「ここも辞めたいんだろうな」と思います。
そして、これからも彼女は転職を繰り返すのかもしれません。
3,転職する人へ伝えたいこと
だけど、転職が悪いわけではありません。
転職の回数が多いと、経済的にも安定しないし次の転職のときに不利になるとよく言われます。
私の友達に、看護師年数=転職回数の人がいます。
それでも、デキる看護師になってました。
経験=仕事ができる看護師とは言い切れません。
「石の上にも3年」と私が看護師になったころはよく言われていました。
今でも、長年勤めた経歴をいうと一目置かれます。
だけど、自分の声は押し殺していたように思います。
これでは、人と命に関わる看護師としてはダメだなと今、振り返ると思います。
4,転職は新しい自分を見つけるチャンスと思うこと
今働いている職場に違和感を感じたなら、転職か残るか検討する時期だと思います。
この職場でやっていけるか・転職して新しいことを始めるか
その評価をする段階に来ていることを身体はシグナルを送ってくれているのです。
そこで立ち止まって考えるか、そのまま流すかで今後の人生は変わってきます。
転職は。一旦リセットすることで新しい自分を始めることができるから。
経験が浅いからこそ、見えてくるものもあると思います。
5、転職する彼女へ伝えたいこと
自分の感覚にしたがって転職を決めた彼女は素晴らしい。
自分の声を聴いて自分を守るために転職を決めたから。
最後の日に彼女に言ってあげようと思います。